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沖縄における住宅防音工事に関する質問主意書

衆議院 第168回 第273号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×1

提出者
社会民主党・市民連合
提出日
2007年11月28日
内閣転送 2007年12月3日
答弁書受領日
2007年12月7日
提出から9日
答弁の項目数
2
質問 1,084字/答弁 1,488字

質問本文

在沖米軍基地である嘉手納基地や普天間飛行場を離発着する戦闘機による騒音が、周辺住民の受忍限度を超えていることは、これまで何度も指摘をしてきた通りである。両基地からの騒音は、周辺住民にとって「殺人的爆音」と形容されるほど、ひどいものである。

嘉手納基地、普天間飛行場からの爆音は、周辺住民から静かな夜を奪い、住民らのささやかな願いは、「せめて夜だけでも静かに寝かせてほしい」というものである。嘉手納基地における未明・早朝の戦闘機離陸による爆音は、「うるささ」を超えて、爆音による心身に対する暴力ともいえよう。爆音による直接的な身体被害(健康被害)すら生じているのである。

二〇〇七年十一月二十六日、米本国での墜落事故を受け、飛行を中止していた嘉手納基地所属のF15戦闘機が、事故原因の究明も十分になされないまま、飛行再開となった。F15戦闘機の飛行再開による北谷町砂辺における騒音発生回数は、飛行中止期間の一日平均の約三・四倍にあたる百四十六回を記録していることが判明した。騒音レベルも同日午後四時頃には、百十一・六デシベルが計測されている。

このような嘉手納基地や普天間飛行場における「殺人的爆音」から、周辺住民の生命・身体の安全を守り、静かな夜を取り戻すには、爆音源である両基地の速やかな閉鎖・撤去以外にない。

政府は、「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」に基づき、いわゆる住宅防音工事を実施しているが、この対処療法ともいうべき、周辺住民の生活に密着する基本的な基地負担軽減策である爆音対策すら、両基地においては十分に施行されず、政府の怠慢が続いている事を強く指摘せざるをえない。

以下、質問する。

一 嘉手納基地及び普天間飛行場の防音工事対象区域において、平成九年度から平成十八年度までの間に実施をした住宅防音工事の世帯数、実施に要した金額を、各基地、各年度の別に明らかにされたい。

二 平成十九年十月末現在における前記両基地の防音工事対象区域住民からの住宅防音工事希望届の受理件数、交付申込書配布件数、及び住宅防音工事を希望したにも関わらず、同工事の実施を留保されている件数を、各基地及び市町村の別に明らかにされたい。

三 前記両基地における住宅防音工事を希望しながら留保されている住民が多数に上ると思われるが、留保の理由は何か。留保されている住宅防音工事の種別毎(新規、追加、外郭)の件数と共に明らかにされたい。

四 右各項目の状況をふまえ、両基地における住宅防音工事の現況に対する政府の所見及び今後の対処方針について明らかにされたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

防衛施設庁(当時)が、平成九年度から平成十八年度までの間に、防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律(昭和四十九年法律第百一号)第四条の規定等に基づき助成の措置を採った住宅防音工事の世帯数及び金額は、嘉手納飛行場関係では、平成九年度において、三千四十世帯、五十四億九千五百万円、平成十年度において、三千五百八十三世帯、五十八億七千百万円、平成十一年度において、三千九百八十二世帯、五十六億千七百万円、平成十二年度において、三千三百九十世帯、五十二億六千二百万円、平成十三年度において、三千三百七十九世帯、五十五億八千百万円、平成十四年度において、三千三百五十二世帯、五十二億二百万円、平成十五年度において、三千二百八十三世帯、五十五億二千七百万円、平成十六年度において、三千二百四十八世帯、五十五億七千四百万円、平成十七年度において、三千七百二十五世帯、五十三億五千八百万円、平成十八年度において、二千九百九十一世帯、四十三億八千七百万円であり、普天間飛行場関係では、平成九年度において、八百七十六世帯、十四億九千万円、平成十年度において、千四十三世帯、十七億五千七百万円、平成十一年度において、八百七十一世帯、十二億円、平成十二年度において、九百四十三世帯、十二億三千万円、平成十三年度において、六百四十八世帯、八億一千万円、平成十四年度において、八百七十四世帯、九億四千四百万円、平成十五年度において、六百十一世帯、七億五百万円、平成十六年度において、五百六十四世帯、五億八千七百万円、平成十七年度において、五百八十八世帯、四億七千百万円、平成十八年度において、三百五十八世帯、二億九千五百万円である。

二から四までについて

平成十九年四月一日から十月末までの間に、新規防音工事、追加防音工事、外郭防音工事等の防音工事に係る住宅防音工事希望届(以下「希望届」という。)を受理した件数は、嘉手納飛行場関係では、宜野湾市一件、沖縄市百九十件、うるま市百十八件、恩納村四件、読谷村八十六件、嘉手納町百四十六件、北谷町百九十六件、北中城村五件であり、普天間飛行場関係では、宜野湾市百六件、浦添市三件、北中城村九件である。同期間において、住宅防音事業補助金交付申込書(以下「申込書」という。)を配布した件数は、嘉手納飛行場関係では、宜野湾市三十一件、沖縄市四百六十九件、うるま市二百二十九件、恩納村一件、読谷村十四件、嘉手納町百七十八件、北谷町四百八十一件、北中城村三十件であり、普天間飛行場関係では、宜野湾市三百二十三件、浦添市三件、北中城村二十四件である。

また、お尋ねの「留保されている件数」が具体的に何を指すのか必ずしも明らかではないが、平成十九年十月末現在において、希望届の提出を受けたが申込書の配布に至っていないものの件数は、嘉手納飛行場関係では、宜野湾市五件、沖縄市八百十七件、うるま市五百三件、恩納村七件、読谷村百五十五件、嘉手納町六百六十件、北谷町五百三十件、北中城村十二件であり、普天間飛行場関係では、宜野湾市四百二十件、浦添市十一件、北中城村十六件である。新規防音工事、追加防音工事、外郭防音工事別の件数については、そのような集計を行っていないことから、お答えすることは困難である。

いずれにせよ、住宅防音工事については、従来から、予算の範囲内において、できる限り早期になされるべく努力しているところであるが、希望届の提出を受けたが申込書の配布に至っていないものがあることは認識しており、厳しい財政状況下ではあるが、今後とも、努力してまいりたい。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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