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公立病院の経営安定化の方策に関する質問主意書

衆議院 第173回 第139号

提出者
自由民主党・改革クラブ
提出日
2009年12月2日
内閣転送 2009年12月4日
答弁書受領日
2009年12月11日
提出から9日
答弁の項目数
6
質問 567字/答弁 735字

質問本文

公立病院は、地域医療圏の中核的役割を担い、住民の安全・安心の拠点となっている。一方、近年の医療を巡る情勢の変化の中で経営状況が厳しくなり、総務省において平成二十年度に「公立病院改革プラン」の作成・実行を指導されているところである。ついては、公立病院の経営安定化の方策に関し、次の項目にわたり質問する。

1 公立病院の経営が厳しくなっている要因について、どのように認識されているのか総務省の見解を伺う。

2 この取組を進める上で、総務省と厚生労働省との連携が不可欠であると考えるが、どのように取り組まれているのか伺う。

3 経営圧迫の一つの要因として、医師不足による医業収入の減少があると考えるが、公立病院における医師不足の実態について、総務省としてどのように把握されているのか伺う。

4 新医師臨床研修制度は、地方での研修希望者が受け入れ枠に満たず、地方の医師不足の原因の一つとされている。社団法人日本医師会において本年十月十四日、地域で医師不足を育てる視点での改革提言もなされたところであるが、厚生労働省として地方における医師不足の原因をどのように考えられているのか伺う。

5 新医師臨床研修制度について、厚生労働省として見直す考えはないのか伺う。

6 社団法人日本医師会の提言について、厚生労働省としての見解を伺う。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

1について

多くの公立病院の経営が厳しい状況にある要因としては、公立病院は救急医療、高度医療、へき地医療等、採算性を確保することが困難な医療を担っていること、近年において診療報酬の改定、患者数の減少等に起因して収入が減少していることやこれに対応した経営改善努力が取組の途上にあること等があると認識している。

2について

お尋ねについては、総務省及び厚生労働省において、公立病院に係る施策を検討する際に意見交換を行うなどその連携に取り組んでいるところである。

3について

総務省においては、特に経営状況が厳しい公立病院から経営状況の説明を聴取する機会を設けているところであるが、その際に、多くの病院から医師不足が経営状況を悪化させた原因の一つであるとの説明を受けている。

4について

お尋ねの地方における医師不足については、大学の医師派遣機能の低下、病院勤務医の過重労働、出産、育児等による女性医師の離職、医療に係る紛争の増加に対する懸念等の複合的な要因があるものと考えている。

5について

平成十六年度から導入された医師臨床研修制度については、大学の医師派遣機能の低下や研修医の都市部への集中等の問題点が指摘されたため、大学の医師派遣機能の強化、研修医の適正配置等を図る観点から、平成二十一年度に見直しを行ったところである。

今後、当該見直しにより研修医の適正配置等がどのように図られたか検証を行い、その結果を踏まえ、当該見直しの実施後五年以内を目途に、必要な措置を講ずることとしている。

6について

厚生労働省としては、御指摘の提言は、現場の医師の方々から示された重要な御意見であると認識しており、当該提言の内容も参考にしつつ、医師確保対策等の施策を進めてまいりたい。

衆議院の原文

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