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日本の伝統文化における大相撲に関する質問主意書

衆議院 第177回 第225号承知していない ×1

提出者
自由民主党・無所属の会
提出日
2011年6月3日
内閣転送 2011年6月8日
答弁書受領日
2011年6月14日
提出から11日
答弁の項目数
6
質問 1,311字/答弁 1,020字

質問本文

無料公開で実施された大相撲技量審査場所が五月二十二日、千秋楽を迎え、八百長問題により、支度部屋は監察委員の親方が見張る緊張感の中、力士は熱戦を繰り広げた。入場券は従来からの各部屋後援会を中心に希望者が殺到したものの、相撲茶屋などの営業を中止し、興行色をなくした影響により、これまで相撲を愛してきた固定客や一般常連客が減り、角界再生に向けて真剣に取り組む日本相撲協会にとって、前途多難な状況であることは否めない。

相撲は、日本書紀にもその文字が出てくるほど歴史が古く、特に宮中では攘災や国家安泰を祈願し、武術の鍛錬とともに娯楽の目的で相撲を行い、天覧に供し宴を賜う慣行があったとされている。後に中世の大名が相撲見物を行い、楽市・楽座を敷いた織田信長なども奨励し、町人文化にも溶け込み、現在の日本相撲協会の前身である相撲興行組織が江戸時代、江戸及び大坂に置かれたとしている。

このように相撲は、時代の変遷とともに社会的、政治的な影響を受けながら、明治四十二年六月二日、常設相撲場となる両国国技館が落成となった時に国技とされ、純粋な日本の伝統文化であり、様々な儀式を取捨選択して混成された競技興行であると考える。

従って、次の事項について質問する。

一 力士の活躍が、憔悴しきった被災地の人達に勇気と力を与える。東日本大震災による被災地のお年寄りの多くに、「先日の大相撲技量審査場所をテレビで観戦できず本当に残念だった」との意見があるが、どのように捉えているのか、菅内閣の見解如何。

二 一に関連し、地方巡業における各地の相撲を愛する人達との接触は馴染み深いものがあり、現役力士達の多くが、被災地を慰問し、ちゃんこなどの炊き出しをして欲しかったが、八百長事件を気遣って萎縮してか、引退した力士だけの寂しい慰問であった。このことについて、国はどのように捉えているのか、菅内閣の見解如何。

三 先の大相撲技量審査場所において、日本相撲協会が、相撲茶屋などの営業を取りやめ、興行色をなくしたことによって、固定客や一般常連客が減っていることについて、監督官庁たる文部科学省及び国はどのように分析しているのか、菅内閣の見解如何。

四 相撲の土俵には神が宿るとされ、神聖なる儀式であり、その上において神である横綱に八百長があったとするならば由々しき問題である。しかし、様々な儀式を取捨選択して混成された競技興行とはいうものの、純粋な日本の伝統文化に対して、何時までも過去を遡り自虐的な態度を崩さない報道や監督官庁たる文部科学省の対応について聊か疑問を唱えるが、菅内閣の見解如何。

五 四に関連し、日本相撲協会が、八百長問題の事実関係解明のために本年二月二日に設置した「特別調査委員会」及び再発防止のため同年三月九日に設置した「大相撲新生委員会」において、外部委員を選任していたことについて、監督官庁たる文部科学省及び国としてどのように評価しているのか、菅内閣の見解如何。

六 一〜五に関連し、今後の日本相撲協会の果たすべき役割、またその根幹をなす様々な役割について、国はどのように捉え、今後支援していくのか、菅内閣の見解如何。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの「五月技量審査場所」に係るテレビジョン放送の在り方については、放送事業者の判断に関することであり、政府としてお答えする立場にない。

二について

財団法人日本相撲協会(以下「相撲協会」という。)においては、平成二十三年六月四日から同月八日までの間、現役の力士等が岩手県、宮城県及び福島県を訪問し、いわゆるちゃんこ鍋の炊き出し等を行う「巡回慰問」を実施したものと承知している。

三について

相撲協会においては、いわゆる「八百長相撲」の問題が発覚したことを踏まえ、入場料金が無料である等、本場所とは運営方法が異なる「五月技量審査場所」を行ったものと承知しているが、こうした運営方法の違いが入場者数にどのような影響を与えたかについては承知していない。

四について

文部科学省においては、平成二十三年二月にいわゆる「八百長相撲」の問題が発覚したことを受け、相撲協会に対し、その実態を調査して必要な対応をとるよう指導してきたところ、同年六月一日に、相撲協会から、調査結果や再発防止策等について報告を受けたところであり、相撲協会において適正な業務運営が行われるよう引き続き必要な指導監督を行ってまいりたい。

なお、政府としては、個々の報道に対する見解を述べる立場にない。

五について

御指摘の「特別調査委員会」はいわゆる「八百長相撲」の全容解明を行うこと等を目的に、「大相撲新生委員会」はいわゆる「八百長相撲」の再発防止策を検討すること等を目的に、それぞれ相撲協会に設置されたものと承知しているが、これらの委員会の委員の人選は、相撲協会がその設置目的を踏まえ行ったものと認識している。

六について

相撲協会は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成十八年法律第五十号)第四十条第二項の規定により定款とみなされる寄附行為において、「わが国固有の国技である相撲道を研究し、相撲の技術を練磨し、その指導普及を図るとともに、これに必要な施設を経営し、もって相撲道の維持発展と国民の心身の向上に寄与すること」を目的とするものとしており、現在、この目的に沿った適正な活動を行うため、ガバナンスの強化等に取り組んでいるところと承知しているが、文部科学省としては、相撲協会において適正な業務運営が行われるよう引き続き必要な指導監督を行ってまいりたい。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

承知していない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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