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高齢化社会における「街の青果・鮮魚店」の担う役割とその振興に関する質問主意書
衆議院 第179回 第5号
質問本文
従来、「街の青果・鮮魚店」は、地域の住民が歩いて行ける距離にあって、新鮮で地域色豊かな野菜、果物、水産物を提供する、生活に無くてはならぬ存在であった。やがて、スーパー・マーケットやコンビニエンス・ストアの形態が街の主力となるにつれて、個人経営による青果・鮮魚店の形態での存続は厳しくなってきた。さらに地方圏では、郊外型大型スーパーの進出により、車で買い物に出掛け、まとめ買いをする生活スタイルが目立ってきている。一方、高齢化が進む街中や郊外の集落では、一人暮らしの高齢者など、自家用車を利用できない方々が生活に不便を来すようになり、「買い物難民」という言葉まで生まれる事態となっている。ついては、高齢化社会における「街の青果・鮮魚店」の担う役割についての政府の認識とその振興のための施策に関し、以下五項目にわたり質問する。
一 高齢化社会において、「街の青果・鮮魚店」にどのような役割を期待しているのか、伺う。
二 「街の青果・鮮魚店」は、地域の卸売市場での仕入れを通じて地産地消にも積極的な役割を果たせるものと考えるが、見解を伺う。
三 「街の青果・鮮魚店」は、新鮮で地域色豊かな野菜、果物、水産物の提供を通じて、家庭での食育にも寄与しうるものと考えるが、見解を伺う。
四 「街の青果・鮮魚店」の経営が困難となっている要因について、見解を伺う。また、個店の数の推移について、把握しているところを伺う。
五 「街の青果・鮮魚店」の振興のために、どのような施策で取り組んでいくのか、方針を伺う。
右質問する。
政府答弁書
一について
お尋ねの「街の青果・鮮魚店」のような青果物、鮮魚等を取り扱う小規模小売店舗(以下単に「小規模小売店舗」という。)は、地域住民の住居の近隣に立地し、きめ細かなサービスが可能であり、高齢者の買物や交流の利便性を向上させることから、今後、高齢化社会が進展する中で重要な役割を担うものと考えている。
二について
小規模小売店舗が、顧客のニーズに応じて卸売市場から地域の農林水産物を仕入れ、特色ある経営を行うことは、地域の農林水産物の利用を促進するという観点からも重要であると考えている。
三について
小規模小売店舗において青果物、鮮魚等を顧客に販売する際に、食材の選び方、保管方法、調理方法等を紹介することは、家庭における食育の推進にも資するものと考えている。
四について
近年の景気状況の中、価格競争の激化、消費者ニーズの多様化及び高度化、大規模小売店舗の増加等の影響により、小規模小売店舗の経営が困難となっていると考えている。
経済産業省の「商業統計調査」によれば、平成九年から平成十九年までの間に、全国の野菜・果実小売業の事業所数は三万四千九百三事業所から二万三千九百五十事業所に、全国の鮮魚小売業の事業所数は三万三百三十八事業所から一万九千七百十三事業所に、それぞれ減少している。
五について
小規模小売店舗が行う保管設備、陳列設備等の導入に対し、食品流通構造改善緊急対策事業による助成及び生鮮食料品等小売業近代化貸付による融資を行うとともに、商店街が行う集客力向上又は売上増加のための取組に対し、中小商業活力向上事業による助成を行っているところであり、今後とも、これらの支援措置を講じていく考えである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。