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プライマリーバランスの黒字化への具体的計画に関する質問主意書
衆議院 第195回 第11号
質問本文
安倍総理は、九月二十五日の記者会見で、「子育て、介護。現役世代が直面するこの二つの大きな不安の解消に大胆に政策資源を投入することで、我が国の社会保障制度を全世代型へと大きく転換します。急速に少子高齢化が進む中、国民の皆様の支持を得て、今、実行しなければならない、そう決意しました。二兆円規模の新たな政策を実施することで、この大改革を成し遂げ」る。「人づくり革命を力強く進めていくためには、その安定財源として、再来年十月に予定される消費税率十%への引上げによる財源を活用しなければならない」と表明し、総選挙のテーマの一つとした。
このため「消費税の使い道を私は思い切って変えたい」と述べたものの、「他方で、二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化目標の達成は、困難となります。しかし、安倍政権は財政再建の旗を降ろすことはありません。プライマリーバランスの黒字化を目指すという目標自体はしっかりと堅持します。引き続き、歳出・歳入両面からの改革を続け、今後達成に向けた具体的な計画を策定いたします」と強調した。
これらの発言について疑義があるので、以下質問する。
一 政府は、「消費税の使い道を私は思い切って変え」ることで、「二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化目標の達成は、困難」となるという認識であるという理解でよいか。
二 「二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化目標の達成は、困難」になるという発言と、「プライマリーバランスの黒字化を目指すという目標自体はしっかりと堅持します」という発言は、明らかに矛盾するもので、整合性がないのではないか。政府の見解を示されたい。
三 「プライマリーバランスの黒字化を目指すという目標自体はしっかりと堅持します」という発言は、「目標自体はしっかりと堅持」するものの、必ずしも具体的に実現するわけではない認識であるのか。政府の見解を示されたい。
四 「引き続き、歳出・歳入両面からの改革を続け、今後達成に向けた具体的な計画を策定いたします」と表明したが、具体的にどのような「改革」を行うのか。政府の見解を示されたい。
五 「今後達成に向けた具体的な計画を策定」すると表明したが、その時期はいつになるのか。少なくとも、「二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化」以前でなければならず、その実施を考えれば、二〇一八年度中でなければならないと思うが、このような理解でよいか。政府の見解を示されたい。
六 「我が国の社会保障制度を全世代型へと大きく転換」し、「再来年十月に予定される消費税率十%への引上げによる財源を活用」することと、「二〇二〇年度のプライマリーバランス黒字化」は明らかに両立しないのではないか。政府の見解を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一から六までについて
政府は、平成三十一年十月に予定されている消費税率十パーセントへの引上げによる財源を、子育て世代への投資等及び財政健全化に、バランスよく充当することとしている。これにより、国・地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化の達成時期に影響が出ることから、平成三十二年度の基礎的財政収支の黒字化は困難になるものと認識している。ただし、財政健全化の旗は決して降ろさず、国・地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化を目指すという目標自体は、しっかりと堅持する。
この目標の達成に向け、これまでの経済・財政一体改革の取組を精査した上で、国・地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化の達成時期及びその裏付けとなる具体的な計画を併せて示すこととしている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。