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イージス・アショアの配備に関する質問主意書
衆議院 第196回 第392号
質問本文
防衛省が、イージス・アショアの配備について秋田市と山口県萩市の自衛隊演習場を「最適地」と発表したことについて、これまでの説明では地元の理解が得られているとは言いがたい。
できる限り速やかな配備というが、五年後の配備・稼動が想定されるなか、拙速な選定は避けるべきところ、何をもって「最適」とするのか、他地域との差異を明確に示す具体的な根拠が求められるところである。
したがって次の事項について質問する。
一 配備先として「最適」と判断するに当たっての要素について
1 「二基の配置のバランス」「山に遮蔽されないか」「一平方キロメートル以上の平坦な敷地を確保できること」「電力・水道を安定供給できること」などを挙げるが、他の地域にも条件を満たす場所はあり、これらだけでは判断の根拠とはなりえない。当該二箇所を選定した明確な判断要素をお示しいただきたい。
2 特に新屋演習場は住民の生活圏に近接している。「住民の生活圏との距離」は判断の要素に含まれていないのか。判断に際し極めて重要な要素と考えるが、含まれていないとすればなぜか。
3 自衛隊演習場以外にも、防衛省所管外の土地取得についても検討の余地があると考える。国有地について所管内外を問わず、土地選定の再検討が行われるべきであると考えるがどのようなご見解か。
二 そもそも、二箇所に配備を検討していることについて
迎撃ミサイル「SM3ブロック�UA」の射程範囲は二千キロメートルであり、例えば、本州の中央に一基配置すれば、ロフテッド軌道のミサイルへの対応も含め、常時・持続的に日本全国をカバーできるはずである。一基あたりの導入経費も当初より増えると見込まれるなか、なぜ二基を配備する必要があるのか。
三 レーダーの電磁波による航空機の飛行制限について
航空機の飛行制限の事例としては、京都府京丹後市において宮津与謝消防組合消防本部が米軍経ケ岬通信所に早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」の電波の停止を要請したのにもかかわらず、停波しなかったためドクターヘリによる救急搬送が十七分遅れた問題が生じた。遅滞の時間に関わらず、遅れること自体が命に関わることである。イージス・アショアのレーダーを停波する場合、救急搬送が遅れることはないのか、どのような方法で遅滞を防ぐのか、伺いたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
今回導入することとしている陸上配備型イージス・システム二基の配備に当たっては、我が国全域を常時・持続的に防護する観点から、日本海側の北と西にバランス良く配置すること、弾道ミサイルの探知に支障が出ないようなるべく遮蔽となるものがない場所に配置すること、レーダー及び発射台を適切に配置できるよう広くてなるべく平たんな敷地を確保できる場所に配置すること、電力、水道等の安定的な供給の確保が見込まれる場所に配置すること等が必要であると考えているが、その上で、なにより周辺の住民及び環境に対する影響が生じないように配置できると見込まれることが必要であると考えている。
これらに加えて、当該陸上配備型イージス・システムを可及的速やかに配備する必要があることから、新たな土地として取得するための手続を要しない全国の防衛省の所管する土地を対象として検討を行ってきたものであり、この結果、防衛省において、当該陸上配備型イージス・システムの配備候補地として、陸上自衛隊新屋演習場及び陸上自衛隊むつみ演習場の土地を選定したものである。
二について
お尋ねについては、陸上配備型イージス・システムに搭載する予定の弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルの基本的な能力に鑑み、陸上配備型イージス・システムを適切な二か所に配備すれば、我が国全域を常時・持続的に防護し得ることとなると考えられることによるものである。
三について
陸上配備型イージス・システムを配備する際に、御指摘の「航空機の飛行制限」を設定する必要があるか否かについては、現時点で決定していないが、当該「航空機の飛行制限」を設定することとした場合であっても、御指摘のドクターヘリによる救急搬送に支障が生じないよう、関係地方公共団体と連携の上、速やかに対応できる仕組みを構築する考えである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。