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イージス・アショア配備計画に関する質問主意書
衆議院 第201回 第274号
質問本文
イージス・アショアの配備をめぐり、政府は秋田市の陸上自衛隊新屋演習場を候補地として示したが、ずさんな調査が明らかになったことを受け、当該演習場を含む秋田、青森、山形の三県の計二十箇所の国有地で再調査を進めている。再調査の期限は令和二年五月末としていたが、新型コロナウイルス対策の影響で作業が遅れているとして、令和二年七月十日まで延長している。以下質問する。
一 秋田県内で再調査対象地のある六市町において、イージス・アショア配備には否定的な首長の声が多い。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、各市町は引き続き感染症対策に万全を期すとともに、経済活動との両立をはかるべく対策に注力しており、地元紙の取材によれば「新型コロナへの対応でそれどころではない。」と答える当該対象自治体の首長もいる。今後懸念される感染再拡大に対して十分な備えをとる自治体に対し、配備計画の実施による負担をかけるべき時期ではないと考えるが、政府の見解を伺う。
二 イージス・アショアの実際の運用が可能となるのは、導入について平成二十九年に閣議決定した当初予定の令和五年ごろから遅れ、令和七年以降の運用を想定することとなった。イージス・アショアの対外有償軍事援助(FMS)による調達先のアメリカにおいて、新型コロナウイルス感染症の拡大は収まらず、その調達時期がさらに先延ばしになることも考えられるが、政府の見解を伺う。
三 イージス・アショアの運用時期をめぐっては、これまでも装備品の調達時期や候補地選定の調査の延期などによる様々な事情で遅れが想定されてきた。今後備えるべき感染再拡大のリスクへの対応が優先される以上、現状、配備計画は不急といわざるをえないが、政府の見解を伺う。
右質問する。
政府答弁書
一及び三について
防衛省においては、陸上配備型イージス・システムの配備に当たっては、地元の皆様の安全を確保するため、弾道ミサイルを迎撃する際に発射する弾道ミサイル防衛用迎撃ミサイル(以下「SM−三」という。)の飛翔経路をコントロールすることにより、SM−三から切り離されるブースター(以下単に「ブースター」という。)を陸上における特定の区域内又は海面に落下させる措置を講ずることとし、これまで関係地方公共団体や地元の皆様に対し、その旨の説明を行ってきたところである。
しかしながら、米側との協議を行い、同省において検討を進めてきた結果、SM−三の飛翔経路をコントロールし、ブースターを当該特定の区域内又は海面に確実に落下させるためには、SM−三を含めた陸上配備型イージス・システム全体を大幅に改修することが必要となり、相当のコストと期間を要することが、令和二年五月下旬に判明したところである。
このため、同省においては、陸上自衛隊むつみ演習場及び再調査の対象としていた陸上自衛隊新屋演習場を含む二十箇所の国有地について、同年六月十五日に陸上配備型イージス・システムの配備に関するプロセスを停止することとし、その上で、同月二十四日の国家安全保障会議での議論を踏まえ、これらへの陸上配備型イージス・システムの配備を断念することを同月二十五日に公表したところである。
二について
御指摘の陸上配備型イージス・システムに係る米国の有償援助による調達については、現時点において、新型コロナウイルス感染症の影響による遅延は発生していないことを同国に確認している。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。