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日本人名のローマ字表記を「姓―名」に変えることに関する質問主意書
衆議院 第198回 第184号
質問本文
日本人名のローマ字表記を「姓−名」に変えることに関する質問主意書
柴山昌彦文部科学大臣は、本年五月二十一日の閣議後の記者会見で、日本人名のローマ字表記を「姓−名」の順にするよう官公庁、都道府県などへ通知することを明らかにしました。また、文部科学省はホームページの政務三役の名前の表記も「姓−名」に変更しました。
河野太郎外務大臣も同日の記者会見で『日本人の名前のローマ字表記について「名−姓」の順ではなく「姓−名」順で表記するよう、近く海外の報道機関に要請する』旨を表明しています。
日本人名のローマ字表記については、平成十二年の国語審議会の答申で「姓−名」の順で表記することが推奨されており、文化庁は官公庁、都道府県などに対応を求めていましたが、定着せずに二十年近く経過しています。
柴山文部科学大臣、河野外務大臣が積極的に取り組む旨の発言をしている一方で、菅義偉内閣官房長官は、河野外務大臣の発言を受けて「日本人の名前は外国語でも日本語の語順通りに表記されることが望ましいという考えだと承知している」と断りを入れながらも「これまでの慣行もあって考慮すべき要素が多々ある。まずは関係省庁で何ができるかを検討していくことになる」と慎重な姿勢を示しています。
日本人名のローマ字表記を「姓−名」に変えることは、文部科学省や外務省というそれぞれの省庁のみの取組で行うものではなく、政府全体として取り組むべきものだと考えます。
河野外務大臣は、海外の報道機関に対して要請する旨の発言をしていますが、諸外国や国際機関においても「姓−名」の表記に変更されないと、そこから出される文書等の表記に合わせて報道機関が報じる可能性があると考えます。
そして、諸外国や国際機関についても、日本人名のローマ字表記を「姓−名」の順に変更するよう求めるには政府として統一見解を出し、まずは国内において徹底すべきだと考えます。
以上を踏まえて、政府の見解を伺います。
一 菅内閣官房長官は慎重な姿勢を示していますが、慣行に縛られていたら、いつまでたってもこのような変更は出来ません。政府が方針を示して、民間も含めて徹底する以外に方策は無いと考えますが、政府として日本人名のローマ字表記を「姓−名」の順にすると決めることはしないのでしょうか、政府の見解を伺います。
二 また、記者会見で菅内閣官房長官が述べた考慮すべき要素というのは、具体的にどのようなことをさすのでしょうか、明らかにしてください。
三 先述した通り、海外の報道機関に要請するのみならず、諸外国や国連をはじめとする国際機関における日本人名のローマ字表記も、「姓−名」に変更するよう政府として要請すべきだと考えますが、政府の見解を伺います。
右質問する。
政府答弁書
一から三までについて
日本人名のローマ字表記については、平成十二年十二月八日の国語審議会の答申「国際社会に対応する日本語の在り方」において、「一定の書式に従って書かれる名簿や書類などは別として、一般的には各々の人名固有の形式が生きる形で紹介・記述されることが望ましい」、「日本人の姓名については、ローマ字表記においても「姓―名」の順(例えばYamada Haruo)とすることが望ましい」とされており、文化庁では、当該答申の趣旨についての理解とその趣旨に沿った対応を国の行政機関、都道府県、関係団体等に求めてきたところであるが、お尋ねの「姓―名」の順での表記については、日本人名のローマ字表記は「名―姓」の順とする場合が多いこと等も考慮して、まずは、関係省庁間での検討が必要であると考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。