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金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」で示された必要となる金融資産の額等に関する質問主意書

衆議院 第198回 第261号お答えすることは困難 ×5趣旨が明らかではない ×2

提出者
国民民主党・無所属クラブ
提出日
2019年6月19日
内閣転送 2019年6月24日
答弁書受領日
2019年6月28日
提出から9日
答弁の項目数
5
質問 1,196字/答弁 841字

質問本文

金融庁は、二〇一九年六月三日に、金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(以下、報告書という。)を公表しました。この報告書について、麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣は、六月四日の記者会見では、「きちんとしたものを今のうちから考えておかないといけないのですよという話を頭に入れておかれる必要があるのじゃないのか。それの手伝いをする金融機関というものもそれなりの対応や設計をしてやるというようなことを考えるのが、金融庁としての、そういったこともしてやらないと駄目ですよということを言っておいた方がいいというのが基本的な考え方。年金の話は厚生労働省の話であって金融庁の話ではありませんから、年金は年金、今のままできちんといろいろやっておられるのでしょうから、年金は年金で、プラスいろいろなことを考えなければいけないという話です。」と発言されました。一方、六月十一日の記者会見では、この報告書について、「これまでの政府の政策スタンスとも異なっている」と述べ、「正式な報告書として受け取らないと決定をした」と発言しています。

そこで以下の通り、質問します。

一 報告書にあるような、金融資産について「三十年で約二千万円の取崩しが必要になる」との記述が、政府見解と違っているなら、政府見解としては、老後に取り崩すことを想定する金融資産として、いくらが必要と考えていますか。

二 一について、もし現時点では、政府見解で必要な金融資産の額が回答できないなら、いつになれば回答できますか。

三 現時点で政府見解としては、必要な金融資産の額は不明だが、「二千万円」という金額が政府見解と異なっていると判断したのであれば、「二千万円」を否定した根拠は何ですか。また、一の「取り崩しが必要になる」金融資産の額は、今後調査しますか。調査するのなら、どのような形で調査し、その結果をいつ公表しますか。

四 もし、今後、今回のような調査や議論をしないなら、国民の不安を解消することにはならないし、国民に対して不誠実な態度ではありませんか。年金給付の見通しを正直に国民に示し、平均世帯での不足分を国民に示すべきではありませんか。

五 「二千万円」という金額が政府見解と異なっていると判断したのであれば、政府見解では、一の「取り崩しが必要になる」金融資産の額は、二千万円より多いですか、それとも少ないですか。

六 安倍総理は、二〇一九年六月十日の参議院決算委員会で、年金について「言わば百年安心ということが確保された」と答弁したが、年金給付も将来的に安心できると言えますか。

七 物価上昇率を差し引いた年金の実質の給付額は、今後十年後、二十年後にそれぞれ、最も中位の推計では、政府としては何パーセントくらい上がると、もしくは、何パーセントくらい下がると想定していますか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一、二及び五について

お尋ねの「老後に取り崩すことを想定する金融資産」については、老後の支出や収入、生活状況等は個々人によって様々であり、老後にいくらの金融資産が必要であるか等について一概に述べることは困難であるため、お答えすることは困難である。

三について

御指摘の報告書については、あたかも、公的年金中心の生活では、生活費として月五万円足りず、老後三十年で二千万円が足りないかのように述べられており、世間に著しい誤解や不安を与え、公的年金は老後の生活をある程度賄うものであるというこれまでの政府の政策スタンスとも異なるため、政府としては、正式な報告書としては、受け取らないとしたところである。また、御指摘のような調査については、老後の支出や収入、生活状況等は個々人によって様々であり、老後にいくらの金融資産が必要であるか等について一概に示すことは困難であることから、これを行うことは考えていない。

四について

三についてで述べた今回の対応は、世間に広がった誤解や不安を一日でも早く払拭するために必要なものであったと考えている。なお、後段のお尋ねについては、「年金給付の見通し」及び「平均世帯での不足分」の意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。

六について

公的年金制度については、制度の長期的な持続可能性を確保するために、平成十六年の年金制度改正において、将来の保険料水準を固定する一方、おおむね百年間の収支を均衡させる期間の終了時において給付の支給に支障が生じないようにするために必要な積立金を保有しつつ、当該期間にわたって財政の均衡を保つよう年金の給付水準を調整していくマクロ経済スライドを設けたところであり、同年の年金制度改正以来、こうした仕組みとなっている旨を説明してきているところである。

七について

お尋ねの「物価上昇率を差し引いた年金の実質の給付額」及び「最も中位の推計」の意味するところが明らかではないため、お答えすることは困難である。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×5趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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