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首相公邸に関する質問主意書

衆議院 第204回 第31号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2

提出者
立憲民主党・無所属
提出日
2021年2月4日
内閣転送 2021年2月10日
答弁書受領日
2021年2月16日
提出から12日
答弁の項目数
5
質問 1,190字/答弁 835字

質問本文

菅義偉首相が就任以来、首相公邸に入居しないのは、基本的な危機管理の心構えを欠いていると言わざるを得ない。現下のコロナ禍の状況下では尚更である。よって、以下、質問する。

一 菅義偉首相が公邸に入居しない理由如何。細川政権以降、安倍晋三前首相と菅首相以外、歴代首相は危機管理上の理由等から入居している。私が首相秘書官として仕えた橋本龍太郎首相(当時)も、当然のこととして入居した。

二 一部報道によると、二〇一二年十二月の官房長官就任時も、長官公邸への入居を検討したが、夫人が難色を示したため議員宿舎に住むことにした経緯があると聞くが、入居しなかった理由如何。今回も、夫人が反対しているのが理由との報道もあるが、入居していない理由如何。

三 今の公邸を建造、設置した意義、理由を、菅首相はどう認識しているか。公邸は、燃料電池による発電・熱供給システムや、太陽光、風力発電など環境に配慮した各種最新設備を導入した住居としての機能のほか、執務室や迎賓用のスペースも備え、二十四時間の情報収集体制が整備され、首相の健康管理のための医務官も常駐することになっている。当時、新官邸・公邸の整備を推進した古川貞二郎官房副長官(事務)も、「公邸は危機管理や迎賓など公的機能も充実させてある。官邸と公邸が一体となった『新首相官邸』に整備したのだから、早いうちに入るべきだ」と指摘している。

四 菅首相は、一月二十五日の衆議院予算委員会で、「議員宿舎から公邸、官邸まですぐだ。公邸に入る考えはない」旨私に答弁したが、非常時のわずかな時間が国家の命運を左右することもある。危機はいつ何時襲ってくるかわからない。例えば、北朝鮮からのミサイルは発射から十分以内に日本に着弾し、首都直下型大地震があれば、道路が寸断され、官邸の危機管理センターに迅速に到達できない可能性もある。にもかかわらず、どうして「危機管理上万全」と言えるのか。菅首相は、官邸の二十四時間体制の危機管理センターで首相自らが陣頭指揮する必要性は認めないということか。危機管理ですら、赤坂議員宿舎からの「リモート勤務」で対処できると考えているのか。見解如何。

五 現在の公邸の建造費と年間の維持管理費を問う。多額の税金を投入している公邸に入居しないのは、税金の無駄遣いではないのか。

六 当初、菅首相は公邸に入居する予定で簡易なリフォームをしたというが、そのリフォームの内容と経費如何。

七 菅首相が毎日、官邸と赤坂宿舎間を総理車で移動することで、そのための厳重な沿道警備に人員と費用がかかり、近隣の住民や商店等に多大な迷惑をかけていることを認識しているか。

八 麻生太郎副総理兼財務大臣は、首相当時、公邸に入居したが、その理由如何。麻生氏は渋谷区に自宅があると承知しているが、渋谷なら公邸に入居し、赤坂なら入居しない理由は何か。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一、二、四及び八について

内閣総理大臣の総理大臣公邸への入居や内閣官房長官の官房長官公邸への入居については、各内閣総理大臣又は内閣官房長官において、諸般の状況を勘案しつつ判断しているものである。

その上で、政府としては、内閣総理大臣が総理大臣公邸に入居するか否かにかかわらず、「緊急事態に対する政府の初動対処体制について」(平成十五年十一月二十一日閣議決定)に基づき、国民の生命、身体、財産又は国土に重大な被害が生じ、又は生じるおそれがある緊急事態に対し、政府一体となった初動対処体制を構築するなど、危機管理に遺漏のないよう万全を期しているところである。

三について

総理大臣公邸は、内閣総理大臣の職務の能率的な遂行を確保し、もって国の事務及び事業の円滑な運営に資することを目的とする施設であり、内閣総理大臣の私室機能、迎賓機能、執務機能等を有するものである。

五について

総理大臣公邸の整備に係る事業費は、約八十六億円である。

総理大臣公邸の年間の維持管理に係る経費については、総理大臣公邸と総理大臣官邸とを一体的に維持管理しているため、当該経費のみを特定してお答えすることは困難である。

お尋ねの「税金の無駄遣い」の趣旨が必ずしも明らかではないが、総理大臣公邸は、内閣総理大臣がこれに入居するか否かにかかわらず、内閣総理大臣と各国首脳との電話会談や外国賓客の接遇の際に使用されるなど、三についてで述べた機能を果たしているところである。

六について

「公邸に入居する予定で簡易なリフォームをした」との御指摘の趣旨が必ずしも明らかではないが、総理大臣公邸については、従来から、内閣総理大臣の交代の際に内装補修等を行うこととしている。

令和二年九月の内閣総理大臣の交代の際の内装補修等に係る経費については、経年劣化に伴うものも含め、約四百三十九万円である。

七について

御指摘の移動及びそれに伴う警備については、諸般の状況を勘案しつつ適切に実施しているものと認識している。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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