ことばで探す › 衆議院 第207回
ハンドサインの普及促進に関する質問主意書
衆議院 第207回 第22号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×1
質問本文
カナダにおいて、女性と女児の権利を守る活動に力を入れているCanadian Women's Foundation(カナダ女性財団)は、「助けて」を手の動きで伝える合図の普及を図っている。
新型コロナウイルス感染症のパンデミック宣言がなされ、ウイズコロナといわれる状況が長期化する中で、家族で過ごす時間も長時間化している。その影響か家族間の問題が深刻化するケースが増加しているといわれる。男女共同参画白書令和三年版にも、「現在、コロナ下の生活不安やストレス、外出自粛による在宅時間の増加等により、DV(配偶者暴力)相談件数が増加しており、女性に対する暴力の増加や深刻化が懸念されている」とある。DVや児童虐待など家族間の犯罪は、加害者と被害者が同一空間にいることが多く、被害者から第三者へ助けを求めることが困難となっている場合も多い。
カナダ女性財団は、このような声を出して助けを求めにくい被害者のために、言葉を使わずに助けを求めるためのハンドサインの普及に努めている。当該ハンドサインは、合図を送ろうとする人に向かって片手の掌を向け、次に親指を掌に向けて折り、残りの四本の指を折り込むという、簡単にできて、加害者に気づかれにくい形で助けをもとめる方法である。そして、この動きは、ソーシャルメディアを通じて注目が高まり、国境を越えて普及が進んでいる。
日本においても、「助けて」を手の動きで伝えるハンドサインは、DV被害者などを助ける上で有益なものと考える。
そこで、次のとおり質問する。
一 政府として、「助けて」を手の動きで伝えるハンドサインの普及を後押しすべきと考えるが如何。また、同サインの普及を後押しすべきと考える場合、どのような支援が考えられるか明らかにされたい。
二 ウイズコロナの時代となり、今後、ひとり親家庭に対する母子・父子自立支援員による相談がテレビ会議方式を通じて行われることも予想されるが、同サインを活用して、児童虐待の早期発見を図ることも検討できるのではないかと考えるが、政府として如何。
右質問する。
政府答弁書
一について
内閣府においては、御指摘のような「声を出して助けを求めにくい被害者」に対応するため、令和二年四月に、配偶者からの暴力に関する相談窓口として「DV相談プラス」を開設し、SNSや電子メールによる相談対応を行っているところである。引き続き当該相談窓口の周知を図るとともに、お尋ねの「ハンドサインの普及」については、その有効性や課題も含めて研究してまいりたい。
二について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、「ひとり親家庭に対する母子・父子自立支援員による相談がテレビ会議方式を通じて行われる」場合においては、通常、母又は父と母子・父子自立支援員がパソコン等の画面を通じて面談を行うと考えられるところ、児童が母又は父に気付かれずに当該画面上に「ハンドサイン」を示すことは困難であると考えられることから、虐待を受けている児童自身が「ハンドサイン」を活用することで児童虐待が発見されることは一般に想定されないと考えている。なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、児童虐待のリスクが高まっていると考えられることから、厚生労働省においては、児童相談所全国共通ダイヤルの無料化等の実施や、子ども食堂、子ども宅食等を活用した子どもの見守りのための取組への支援等を通じて、児童虐待の防止及び早期発見に努めているところである。
似た質問主意書
件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。