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貿易に関する質問主意書
衆議院 第8回 第16号
質問本文
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
貿易に関する質問主意書
一 昭和二十五年七月十五日の日本経済新聞によれば、
小麦粉四〇〇〇トン(十六万袋)を台湾に輸出すると報じているが、この記事は事実か。
もし事実だとすれば、右の小麦は何国産で、日本国買入価格は石当りいくらで、何年何月頃いかなる形で買い入れ、日本のどこの港につき、どこに保管してあるのか。
更に今日までの金利、倉敷料(保管料)を含めて総計いくらになり、今日輸出して損得決済はどの位になるか。及びその決算方法等を明示されたい。
二 国民政府の日本内地積立ドル資金はどの位あるか。
三 米綿と満州大豆のバーター取引によつて、わが国に満州大豆が六万トン供給されるそうだが、米綿のアメリカ生産地での価格、日本国内引渡価格、満州へ輸出時の価格はどれほどか。又満州大豆の生産地価格、日本国内引渡し価格、満州大豆輸入の特徴等を明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一 七月十五日附日本経済新聞による日清製粉株式会社の小麦粉四、〇〇〇瓩の台湾向輸出は事実である。
輪出決済方式はエスクロ・アカウントによるものである。
なお、原料を輸入しこれを加工して輸出することは申すまでもなく資源の乏しい日本の貿易方式の中心をなすものであるから、小麦粉の輸出についても国内需給との関連を考慮しつつこの貿易方式による輸出振興を行うことは外貨の獲得はもちろん不足する家畜飼料を副産物として取得でき、又引いては国内製粉加工賃の引上げをもたらす等その利点は極めて大きい。
今回の輸出はこれらの点にかんがみ、正常な加工貿易復帰への試験的な性格をもつものである。
ちなみに今回輸出小麦粉の原麦は商業勘定で買い入れた濠洲小麦で昭和二十五年四月中に鶴見日清製粉工場へ荷揚げを終え、農林省食糧庁が保管していたものである。
二 現在のところ発表の段階に至つていない。
三 米綿と満州大豆とのバーター取引は、米国のワールド・コマース会社とC、C、Cとのバーターであり、ワールド・コマースは米綿をC、C、Cより受け取りその代償として満州大豆をC、C、Cに提供し、その引渡場所を日本とする契約である。従つて政府はその契約の内容等については、直接関係せず五月十七日の総司令部からの通知等によつて左の要領を知るのみである。
種 類
單 位
日本国内引渡価格
生産地価格
備 考
米 綿
一ポンド
約 三 六 仙
約三四仙
標準価格による。
大 豆
一ロングトン
一二一弗三仙
不 明
(但し、推定では生産地
価格一一九弗 )
注 C、C、Cとは物資信用保証会社 Commodity Credit Corpeation の略である。
右答弁する。
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