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米軍偵察機墜落事故の原因と責任の糾明に関する質問主意書

衆議院 第85回 第3号検討してまいりたい ×1

提出者
衆議院
提出日
1978年10月4日
内閣転送 1978年10月7日
答弁書受領日
1978年10月17日
提出から13日
答弁の項目数
2
質問 1,101字/答弁 460字

質問本文

衆議院議長 保利 茂 殿

米軍偵察機墜落事故の原因と責任の糾明に関する質問主意書

昨年九月二十七日、厚木飛行場を飛び立ち空母ミッドウェーに帰艦する途中横浜市緑区荏田町に墜落し、幼児二人の生命を奪い、多数の重軽傷者を出し、住民に大きな被害を与えた米軍ファントム偵察機の墜落事件からすでに一年余が経過した。

この墜落事件の原因を糾明する日米合同委員会の事故分科委員会は、「アフターバーナーライナーの組み付け不良」による事故であることを明らかにしたが、その原因である装着不良は「合衆国本国にある中間レベルの整備中に生じたものである。」とするにとどまり、明らかな人為的ミスであるにもかかわらず、具体的な業務上の責任の所在は未だ明らかにされていない。

事件から一年余を経た今日に至つてもなお、事故の主原因である「組み付け不良」を引き起こした部隊名(あるいは工場名)と責任者、その日時、場所が明らかにされず、その関係者にどのような処分が行われたのかも不明のままであることは極めて遺憾である。政府がこの点について積極的に努力して事故の原因と責任を徹底的に糾明することは、今なお病床にある被害者を始め関係被災者、市民の切実な要求である。

他方、この事件を契機に厚木基地撤去の要求が一段と高まつている中にあつて、最近同基地への米軍機の離着する回数は逆に増加し、超低空飛行などの違反事件、ジェット機尾翼一部の落下、燃料放出事件なども相次いで発生し、基地使用についての日米合同委員会の合意事項に基づく協定(厚木飛行場周辺の航空機騒音軽減措置協定)の違反は日常的に発生している。このような状況のもとで同基地にかかわる飛行制限を強化する内容を中心に、協定の改定が強く望まれている。

これを早急に実現することは、急激な都市化、人口増加が進行している同基地周辺市民にとつて切実な要求となつている。

よつて次の事項について質問する。

一 政府は横浜市緑区米軍機墜落事件について、事故の原因となつた「合衆国本国にある中間レベルの整備」に関して、具体的な責任の所在を明らかにするために米国政府に対しどのような活動・要求を行つたか。

二 事故の原因となつた「アフターバーナーライナーの組み付け不良」を引き起こした部隊名(あるいは工場名)と責任者、日時、場所について米国側から情報を受け取つているか否か。現在も不明の場合にはそれを明らかにするためどのような措置をとるのか。

三 米軍の厚木基地使用の現状の早急な改善、規制強化とくに日米合同委員会の合意事項に基づく厚木飛行場周辺の騒音軽減措置協定の改定について政府はどう考えるか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一及び二について

事故分科委員会は、米側からの協力を得つつ本件事故の原因究明に関する調査及び検討並びに事故再発防止のための勧告を了し、他方、米本国におけるアフターバーナーの組み立ての状況などについては、去る九月政府は、在京米大使館に対し協力を行つて欲しい旨の要請を行つた次第であり、現在、米側は右要請を踏まえていかなる協力がなし得るかにつき検討中であると承知している。

三について

厚木海軍飛行場に係る航空機の航行の安全及び騒音の軽減措置については、政府としては従来から最大限の努力を払つているところであり、昨年九月発生した横浜市内米軍機墜落事故にかんがみ、住民の安全を第一として検討の上、米側と交渉した結果、レーダー誘導経路、飛行高度について本年七月三日から改善し、また、騒音の軽減については、政府は、従来から米側に対し協力を要請しており、米側も同飛行場の騒音軽減措置に関する日米間の合意事項について、最大限の努力を払つて履行しているところであり、政府としては、今後ともこの履行の確保を図つてまいりたい。

右答弁する。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

検討してまいりたい ×1

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