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金大中事件及びソウル地下鉄問題に関する質問主意書

衆議院 第87回 第40号

提出者
衆議院
提出日
1979年6月13日
内閣転送 1979年6月14日
答弁書受領日
1979年7月6日
提出から23日
答弁の項目数
2
質問 729字/答弁 487字

質問本文

衆議院議長 ※(注)尾弘吉 殿

金大中事件及びソウル地下鉄問題に関する質問主意書

金大中事件は韓国公権力によるわが国主権の明白な侵害事件であり、またソウル地下鉄問題は日本政府の対韓経済協力にからむ日韓ゆ着の典型であつて、ともにその真相解明は重要かつ緊急を要すると考える。

従つて、次の事項について質問する。

一 一九七五年一月九日に、米国のスナイダー駐韓大使と韓国の金東祚外相が、ソウル郊外の在韓米陸軍第八軍専用ゴルフ場において、ゴルフをしながら非公式に話し合つた事実の有無について、同僚議員※(注)崎弥之助君は、去る五月二十八日の外務委員会で質問し、外務大臣は調査を約束した。私が五月三十日の法務委員会でその調査結果を質したところ、外務省当局は、なお調査中であるがその調査結果については私にも報告する旨答弁した。調査結果を明らかにされたい。

二 ソウル地下鉄建設に関して三菱商事など日本連合四商社が米国に送金した二百五十万ドルの一部である百万ドルが、韓国外換銀行東京支店に還流されたうえ、スイス・バンク・コーポレーションの日本人の口座に送金された事実について、私は去る五月二十三日の法務委員会で質問し、政府に捜査・調査を求めたところ、法務省伊藤刑事局長は、「御指摘のような点は検察当局に連絡をしておきたい」、「検察は検察として独自でやるならやりたい」と答弁した。この点についての法務・検察当局、国税当局の捜査・調査の結果もしくは途中経過を明らかにされたい。

さらに、日本に還流された百三十万ドルの一部である一億数千万円が、日本の首相経験者二名に支払われたという点について、法務・検察当局及び国税当局の捜査・調査結果もあわせて明らかにされたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

去る五月三十一日米国国務省から在米国大使館を通じ、「スナイダー・金東祚会談が在韓米第八軍の専用ゴルフ場で行われたものか否か、また、これ以外の形で両者が会談した事実があるか否かに関し、米政府としては何もコメントできない。スナイダー氏もコメントすることはできないとの考えである。」との通報があつた。更に、去る六月二十九日スナイダー氏より在米国大使館を通じ、「コメントできない。」との回答があつた。

また、去る六月七日金東祚氏から須之部大使に対し、「いわゆるスナイダー大使との会見について自分は全く記憶がない。場所が第八軍ゴルフ場だとの話が日本にあるそうだが、自分は週日に八軍ゴルフ場でゴルフはしなかつた。」との回答があつた。

二について

関係当局は、必要に応じ関係資料を収集するなど調査を行つているが、日本に還流したといわれる資金については、その還流資金に関する韓国外換銀行の関係伝票が欠落している等の事情のため、その後の出金先をは握するのは極めて困難な状態にあり、現在までのところ指摘された二つの問題については、その事実関係を確認するに至つていない。

右答弁する。

衆議院の原文

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