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ホルムアルデヒドの発ガン性問題に関する質問主意書

衆議院 第96回 第11号

提出者
衆議院
提出日
1982年5月28日
内閣転送 1982年6月2日
答弁書受領日
1982年6月8日
提出から11日
答弁の項目数
3
質問 699字/答弁 579字

質問本文

衆議院議長 福田 一 殿

ホルムアルデヒドの発ガン性問題に関する質問主意書

ホルムアルデヒドの発ガン性問題について、私は昭和五十六年二月二十四日の衆議院予算委員会及び昭和五十六年四月十七日の衆議院外務委員会において質疑を行つたが、その際、政府側は指摘した米国化学工業毒性研究所(CIIT)の調査を中間報告とし、最終的結果に待つとの態度を表明した。以来一年余を経過しているが、この間、米国化学工業毒性研究所(CIIT)は、昭和五十六年九月十八日にホルムアルデヒドの発ガン性データの最終報告書を完成し、さらに、昭和五十七年二月二十二日に米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、この最終報告書を受けて、尿素樹脂発泡断熱材(UFFI)の使用の禁止を決定したと伝えられている。

この経過は、すでに外務省を通じて関係各省に伝えられていると思われるが、その対応を早急に求める立場から、次の事項について質問する。

一 米国化学工業毒性研究所(CIIT)のファイナル・レポート並びに米国消費者製品安全委員会(CPSC)の決定内容と関係各省の対応(通商産業省・建設省・農林水産省・厚生省・文部省・外務省等における合板・建材・家具・食品・教育実験・医療・養蚕・養魚等)について明らかにされたい。

二 我が国におけるホルムアルデヒドの長期慢性毒性の実験研究結果の報告を明らかにされたい。

三 我が国政府が入手した、米国消費者製品安全委員会(CPSC)が、本年二月二十二日最終的に尿素樹脂発泡断熱材(UFFI)の使用を禁止した全文(訳文)と米国消費者製品安全委員会の各コミッショナーの見解をそれぞれ示されたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

御指摘の米国化学工業毒性研究所(CIIT)のファイナル・レポートは、ラット及びマウスを用いたホルムアルデヒドの慢性吸入毒性試験において、死亡率増大、体重減少、鼻腔扁平上皮がんの発生等が認められたこと等を内容とし、また、米国消費者製品安全委員会(CPSC)の決定は、尿素ホルムアルデヒド発泡断熱材の住居及び学校における使用を禁止するという内容であると承知しており、政府としては、同ファイナル・レポートの内容について検討を進めた上、必要に応じ所要の措置を講じてまいりたい。

二について

現在、国立衛生試験所において、ラットを用いた長期吸入慢性毒性に関する試験を実施しているところであるが、いまだ試験結果は得られていない。

三について

本年二月二十二日の米国消費者製品安全委員会(CPSC)の決定に基づき制定された同委員会の規則は、尿素ホルムアルデヒド発泡断熱材の住居及び学校における使用を禁止することを内容とするものであると承知している。

また、同委員会の委員五名のうち、尿素ホルムアルデヒド発泡断熱材の使用を禁止する措置以外の措置によつては健康被害を有効に防止し得ないこと等を理由として当該禁止措置に賛成する者が四名であり、当該禁止措置以外の措置によつても健康被害を防止し得ること等を理由として当該禁止措置に反対する者が一名であつた。

右答弁する。

衆議院の原文

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