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環境省によるジュゴンの「絶滅危惧ⅠA類」指定に関する質問主意書

参議院 第168回 第9号

提出者
参議院
提出日
2007年9月21日
内閣転送 2007年9月26日
答弁書受領日
2007年10月2日
提出から11日
答弁の項目数
2
質問 502字/答弁 465字

質問本文

環境省は二〇〇七年八月三日、海洋哺乳類ジュゴンを「絶滅危惧ⅠA類」に指定した。これは日本領海内でジュゴンが主として生息している沖縄本島近海での生息環境の悪化を物語るものである。

そこで、以下質問する。

一 ジュゴンの生息環境の悪化が何年も前から伝えられていたにもかかわらず、環境省が今年八月の時点でようやく「絶滅危惧ⅠA類」の指定をした理由を明らかにされたい。

二 名護市は、辺野古崎一帯での米海兵隊大型新基地建設問題との関連で、建設地を辺野古崎の沖合を広く埋め立てて造成することなどを主張している。これは、日米合意案と異なるものだが、政府は名護市の主張を牽制するため、ジュゴンに関する「絶滅危惧ⅠA類」の指定をしたのではないか。これについて政府の見解を明らかにされたい。

三 辺野古崎沖合を相当に埋め立てる名護市案ほどではないが、日米合意案にも埋め立て計画が含まれており、やはりジュゴンの生息環境を一層危うくさせる点で変わりない。ジュゴンについて「絶滅危惧ⅠA類」の指定をしたからには、一層のこと辺野古崎一帯での米軍基地建設計画を破棄すべきではないか。これについて政府の見解を示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一及び二について

平成十九年八月に公表されたレッドリストにおいては、主に浅海域に依存する海棲哺乳類についても新たに評価対象種に含めることとしたため、ジュゴンを評価対象種としたものである。

また、平成十五年に環境省に設置された「絶滅のおそれのある種の選定委員会哺乳類分科会」において、専門家の科学的知見に基づきジュゴンの絶滅のおそれの度合いを評価した結果、ジュゴンの成熟個体数が五十未満であると推定されたことから、レッドリストの評価基準に基づき「絶滅危惧ⅠA類」と判断したものであり、この判断は、御指摘の名護市の主張と関連を有するものではない。

三について

普天間飛行場の移設・返還については、平成十八年五月一日の日米安全保障協議委員会の際に発表された「再編実施のための日米のロードマップ」に従って実施していくこととしている。

なお、普天間飛行場代替施設の建設に当たっては、環境影響評価法(平成九年法律第八十一号)等の規定に基づく環境影響評価を実施し、ジュゴンの生息環境を始めとする自然環境の保全に十分配慮して進めることとしている。

参議院の原文

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