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二酸化炭素貯留実験に関する質問主意書
参議院 第169回 第87号
質問本文
平成二十年度予算において経済産業省は、温暖化対策として二酸化炭素回収及び貯留技術開発推進の予算を計上している。一方、主として米国内などで、二酸化炭素注入実験による貯留地点よりほぼ二十キロの箇所で大規模地震が誘発されるとの研究報告も出され、大規模災害発生が懸念されているところである。
従って次の事項について質問する。
一 平成十二年三月から十七年一月にかけ、財団法人地球環境産業技術研究機構は新潟県長岡市において二酸化炭素圧入実証試験を行った。この際、実験による地震誘発の可能性についての事前調査を行ったのか。また、どのような判定基準のもと、実験が地震を誘発する恐れはないとの確認を行ったのか。
二 先の実験開始から半年後の平成十二年十月に中越地震が、また終了から半年後の平成十七年七月に中越沖地震が発生した。いずれの震源地も二酸化炭素注入実験による貯留地点よりほぼ二十キロの箇所である。こうした事実を踏まえ、平成二十年度からの大規模実験ではどのような事前の安全調査を行う予定か。
三 平成二十年度からの大規模実験の実施場所はどの都道府県を予定しているのか。
右質問する。
政府答弁書
一について
財団法人地球環境産業技術研究機構においては、御指摘の実証実験の事業計画策定に当たって、専門家からなる委員会を設置し、二酸化炭素圧入予定地域の近傍で過去に行われた石油・天然ガス開発の坑井掘削の結果得られた地質構造に係るデータ等に基づき検討を行ったところであり、二酸化炭素が圧入された帯水層において圧入された二酸化炭素が広がると予想された範囲に、断層が確認されなかったものである。
なお、同機構においては、二酸化炭素圧入地点に地震計を設置し、常時観測を行う体制を整えており、その後の観測結果からは、特段の異常は確認されていない。
二について
平成二十年度以降に実施する予定の大規模実証実験については、地震学の専門家の意見を踏まえて安全性に十分配慮した事業計画を策定するとともに、地元の地方自治体の理解を前提に実証実験を行うこととしている。
なお、御指摘の先の実験において実際に二酸化炭素が圧入された地層と、御指摘の地震の震源が位置する地層とは連続性がなく、二酸化炭素圧入による影響が御指摘の地震の震源まで及んだとは考えられない。
三について
平成二十年度以降に実施する予定の大規模実証実験を実施する地域については、現在のところ具体的に決定しているわけではなく、今後行う予定の予備調査の結果を踏まえて、これを実施する地域を絞り込んでいくこととしている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。