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日米貿易、特にアメリカの対日要求に関する質問

参議院 第82回 第4号

提出者
参議院
提出日
1977年10月24日
内閣転送 1977年10月26日
答弁書受領日
1977年11月1日
提出から8日
答弁の項目数
4
質問 506字/答弁 661字

質問本文

日米貿易、特にアメリカの対日要求に関する質問主意書

一 カーター政権とその周辺の日本に対する期待や要求として、ジェット旅客機をはじめ、F15・P3Cなどの軍用機、ウラン鉱石、コンピューターなどのほか、小麦輸入の増大を求める声が強まつているのではないか。

二 小麦輸入問題については、去る十月三日・四日の両日、東京で開かれた日米の合同会議において、アメリカからの穀物の輸入を増やし、それによつて日本側の備蓄を大幅に増やすよう求められたのではないか。

三 そのアメリカ側の要求は、日本の備蓄水準にして、およそ一年分にあたる二十五億ドルの小麦の一括輸入ではなかつたのか。

四 また、それに類する要求は、去る九月末のIMF、世界銀行年次総会に出席した日本側代表団にも提示されたのではないか。

五 アメリカのいわゆる対日要求のうち、ウラン鉱石については、日本原子力発電が繰り上げ輸入をするなど、一部に動きが見られるが、政府としては、今後とも予想される日米間の貿易不均衝是正の強力な突き上げに対しては、具体的にどのような対応をなしうるのか。また、それらの優先順位はどうか。それによつて対日非難をかわしうるのか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

米国政府は、世界経済の安定的拡大に資するとの観点に立つて、我が国に対し内需の拡大と経常収支黒字の大幅縮減についての希望を表明しているが、この関連で、御質問中に掲げられている個別品目の購入又はその増大を具体的に要求してきた事実はない。

二及び三について

十月三、四日に政府レベルの日米合同会議が開かれたという事実はない。

四について

そのような事実はない。

五について

(一) 米国政府は、世界経済の安定的拡大に資するとのグローバルかつ多角的な観点に立つて、我が国に対し内需の拡大と経常収支黒字の大幅縮減についての希望を表明しているが、日米両国間の貿易収支を均衡させるべきであるといつた立場はとつていない。

(二) 政府としては、先般の総合経済対策により本年度六・七パーセント程度の経済成長率目標の達成を図つているが、これは世界経済の安定的拡大に寄与するものと考えている。また、これにより国際収支面における黒字幅も逐次縮小するものと信じている。

更に政府は、さきに

(イ) 東京ラウンドへの積極的取組み

(ロ) 輸入の促進

(ハ) 節度ある輸出等輸出面の措置

(ニ) 資本取引及び経済協力等

を柱とする対外経済対策を発表し、目下そのいずれの項目についても早急な具体化の検討、実施を鋭意進めているところである。

(三) 政府としては、上記の諸施策を講じるとともに、米国との間で随時あらゆるレベルにおいて緊密な協議を行い、相互理解と協力を進め、更には広く国際協調の下で現下の世界経済上の課題に対処していく所存である。

参議院の原文

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