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三原防衛庁長官の訪米をめぐる問題に関する質問
参議院 第82回 第5号
質問本文
三原防衛庁長官の訪米をめぐる問題に関する質問主意書
一 今回の訪米における課題が、(一)日本の防衛力整備の実状と今後の計画、および(二)日米の防衛協力体制の現状と今後、の説明とそれらをめぐる討議であつたことはうかがえるが、右の(一)、(二)以外には何がテーマとされたのか。
二 三原長官自身、アメリカの国防当局に対して、(一)アメリカのいわゆる「アジア離れ」、(二)日本のいわゆる防衛費一%論について、直接その反応や感触を打診したのかどうか。また、その結果はどうであつたのか。
三 三原長官が今度の訪米において、会談、接触した人々は、おそらく三十人近いと思われるが、それらの人々の職位と氏名を明らかにされたい。
四 去る九月二十六日、三原長官は、国策研究会主催の懇談会で、若干の訪米報告をされたはずである。三原長官の発言に「日本の防衛力整備については、GNPの一%論よりは、装備の質が問題であり、重大なことは有効に防衛力を発動出来る体制をつくり、又それを維持することにある」という箇所があつたのかどうか。また、「有効に防衛力を発動出来る体制をつくる」とは具体的に何と何を指しているのか、現状と対比して答弁されたい。
五 アメリカ側と合意したとされる日米の事務次官レベルの会議は、いつから、どのような頻度で行われる予定か。
右質問する。
政府答弁書
一について
先般の三原防衛庁長官の訪米は、防衛庁長官と米国防長官が原則として年一回会談するとの昭和五十年八月の坂田・シユレシンジヤー会談の際の合意に基づき、相互に関心のある防衛問題に関し、意見の交換、卒直な対話を行い、相互の理解を深めることを目的としたものであり、何か特定の課題について話合いを行い、結論を得てくるというものではなく、この趣旨の下に、アジアの軍事情勢及び米国のアジア戦略等についても話し合つた。
二について
三原防衛庁長官は、いわゆる米国のアジア離れについて直接打診したわけではないが、全般の話を通じて米国は、アジアを軍事面ばかりでなく、政治、経済等あらゆる面で重視しており、一部の人が言うようにアジア離れというようなことは感じられなかつたとしている。
また、三原防衛庁長官が我が国の防衛努力について説明した際、防衛関係費の国民総生産に対する比率について云々するよりも、整備する内容が重要であることを強調した。これに対し米側は、理解を示した。
三について
三原防衛庁長官が今回の訪米時に会談したのは、H・ブラウン国防長官、Z・ブレジンスキー大統領特別補佐官、C・ヴアンス国務長官、J・C・ステニス上院軍事委員長、M・プライス下院軍事委員長等であり、また、陸・海・空軍各施設を視察した際、太平洋軍司令官M・F・ウイズナー海軍大将、大西洋軍司令官I・C・キツドジユニア海軍大将等とも懇談した。
四について
三原防衛庁長官は、「日本にとつて重要なことは、有効に防衛力を発揮できる態勢を維持することである」といつた趣旨のことを発言したが、これは、我が国は、「防衛計画の大綱」等に従い、我が国自ら、適切な規模の防衛力の整備を行い、これを最も効率的に運用し得る態勢を保持する努力を続けることを意味している。
五について
日米事務レベルの交流については、安全保障問題に関する日米間の各種の事務レベルの話合いの場の一層の活用を考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。