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沖縄県の心臓病児の手術に必要な輸血用血液の確保等に関する質問

参議院 第84回 第6号

提出者
参議院
提出日
1977年12月26日
内閣転送 1978年1月7日
答弁書受領日
1978年1月13日
提出から18日
答弁の項目数
2
質問 697字/答弁 332字

質問本文

沖繩県の心臓病児の手術に必要な輸血用血液の確保等に関する質問主意書

沖繩県では、先天性だけでも毎年百六十人の心臓病児の出生が推測されており、それに加えて後天性の弁膜症は、全国平均の十倍の発生率をもつているといわれている。

ところで沖繩県の心臓病児は、全国心臓病の子供を守る会沖繩県支部をはじめとする関係者の努力により、県外の専門病院に送り出し手術を行つている。また昨年四月からは、琉球大学附属病院でも開心手術が実施されている。しかし、心臓手術に必要な輸血用血液の確保が難しいこと、琉球大学附属病院の重度管理室(ICU)要員の不足など解決を急ぐべき問題がある。

そこで以下の点について質問する。

一 沖繩県の心臓病児を手術のために県外の専門医に送り出すことがやつと軌道に乗りかけている。しかし、せつかく送り出しても沖繩から本土に手術に行つた患者のほとんどが同地に親類、知人等がないため手術に必要な輸血用の新鮮血液の確保が難しく、患者の家族は血液確保のため精神的及び経済的負担を強いられている。

そこで、医療上必要な血液の確保・供給を国の責任で行う制度を早急に確立する必要があると思うが、これに対する政府の計画を示されたい。

二 琉球大学附属病院には、心臓手術をはじめとして近代的手術に不可欠な重度管理室(ICU)があり、設備も十分整備されている。しかし、要員不足のために全く使用されていない。せつかく設備をもちながらそれが活用されていないことはまことに遺憾である。そこで早急に要員を確保して重度管理室を開設し、それを十分に活用すべきものと思うが、これに対する政府の計画を示されたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

新鮮血液を含む各種血液製剤の供給は、各血液センターにより行われているが、心臓病の手術等に必要な新鮮血液については、その有効期間が短いこと等を考慮し、献血の予約登録者を確保して必要に応じ献血を依頼することにより、その供給の円滑化を図るよう試みることとし、昭和五十三年度予算の政府原案において、予約登録推進員の設置、県単位の新鮮血液確保対策推進委員会の設置等に要する経費数県分を計上している。

二について

昭和五十三年度予算の政府原案において、琉球大学保健学部附属病院に集中治療部(ICU)を設置するため、看護婦等の定員措置を行うとともに設備費を計上し、心臓手術の術後患者等濃密な治療・看護を要する重症患者の受入態勢を整備するよう配慮しているところである。

参議院の原文

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