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沖縄県における重症心身障害児者のための施設・設備の整備拡充等に関する質問
参議院 第84回 第16号検討してまいりたい ×1
質問本文
沖繩県における重症心身障害児者のための施設・設備の整備拡充等に関する質問主意書
先進諸国のなかでもわが国は、重症心身障害児者のための施設・設備の整備が遅れているが、なかでも四半世紀にわたつて米軍占領下にあつた沖繩県では本土に比べ特にその遅れが大きい。
そこで以下の諸点について質問する。
一 国立療養所金武精神病院内に、重症心身障害児のためのベッドが八十床確保されていると聞いているが、看護婦等の要員不足のために利用率は半分以下とのことである。この設備を十分に利用するためには、要員を早急に確保すべきものと考えるが、要員不足の原因と今後の要員確保の計画を示されたい。
二 結核療養患者を中心に、医療全般の業務をも行い、実質的に総合病院としての役割を果たすものと期待されていた国立療養所沖繩病院(沖繩県宜野湾市)の建設が遅れているがその遅れの原因は何か。また、医師・看護婦等の確保の計画及び同病院の開院時期を示されたい。
また、地域の人々が待望している同病院の一般診療の実施はいつになるのか伺いたい。
三 沖繩県の重症心身障害児の父母の多くが県内の施設の不足のため、鹿児島県・福岡県等の遠隔地の施設にその障害児を預けているのが現状である。かような遠隔地にある施設に父母が面会に行くには多額の経済的負担を伴う。そこでせめて県内の施設が整備され、そこに子供達が入所できるようになるまででも、面会のための父母の交通費を援助するなど、何らかの援助措置は考えられないか。
四 沖繩県では県立療育園を昭和四十七年から発足させ八十人の児童を収容しているが、施設の整備はまだ不十分であり、昭和五十三年度に長年の要望であつた集団訓練指導棟が建設される予定になつている。しかし、この建設に対しては国による補助制度がなく、約一億円の経費が全額県負担になるようである。長年米軍施政権下にあつた沖繩県の特殊事情を考慮し、沖繩振興開発特別措置法を改正することによつて対象を拡大し補助のみちをひらくべきであると考えるがどうか。
右質問する。
政府答弁書
一について
国立療養所琉球精神病院の重症心身障害児病棟の利用率は、昭和五十三年二月でおおむね七十パーセントである。
同病院の職員については、看護婦等はおおむね確保されているが、医師が充足されていない状況であり、今後その確保に努めたい。
二について
国立療養所沖繩病院(仮称)の整備については、当初三か年計画により昭和四十九年三月に着工したところ、石油危機による資材不足、建設費の高騰等があり、また、沖繩国際海洋博覧会開催中、救急診療所として使用し、建設工事が中断したこともあり、完成が遅れているものである。
開設時期としては、現在のところ本年十月を目途として準備を進めているところであり、医師、看護婦等については、現在の国立療養所金武保養院の職員を充てることを予定している。
なお、診療内容については、特殊の療養を要する者に対して医療を行う国立療養所の役割を踏まえて今後とも検討してまいりたい。
三について
(1) 重症心身障害児施設については、全国的な整備計画に基づき緊急にその整備を行い、要入所児数に応じた整備をほぼ完了したところであるが、地域によつてはなお不足しているところもある。こうした地域については、その実態をは握している都道府県の整備要請に応じ、適切に対応していくこととしている。
沖繩県には、今後、施設拡充の計画があると聞いており、この計画を十分検討し、他県の施設に入所する必要がなくなるよう所要の施設整備に努めてまいりたい。
(2) 父母の面会のための交通費の援助を実施することは考えていない。
四について
重症心身障害児施設における訓練に必要な設備に要する費用は、現在、制度上国庫負担の対象となつているところである。御質問の集団訓練指導棟の整備がこの制度による国庫負担の対象となるものであるかどうかは、重症心身障害児施設の性格に照らし、当該施設の実態を十分勘案して決定すべきものであるので、沖繩県から計画の提示があれば十分に検討したい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。