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国際センターの設立に関する質問

参議院 第95回 第15号

提出者
参議院
提出日
1981年11月28日
内閣転送 1981年11月28日
答弁書受領日
1981年12月11日
提出から13日
答弁の項目数
4
質問 1,107字/答弁 906字

質問本文

国際センターの設立に関する質問主意書

沖繩の祖国復帰満十周年を半年後にひかえた現在、沖繩では関係各層が、この十年の総仕上げ、総括に全関心を集中している。中でも、沖繩県に設置が予定されている「国際センター」に対する県民の関心は一段と高まつているが、今一つその性格、機能、規模等が県民の前に明らかにされていない。

もともと、この「国際交流センター」構想は沖繩サイドからは、「沖繩振興開発計画」でうたわれた、日本の最南端に位置し、亜熱帯、海洋性気候という沖繩県の地理的特性を最大限に活用し、またこれまでの歴史や文化、通商関係等の実績をふまえて、今後、農業、漁業、科学、医学、エネルギー、貿易問題等々、東南アジア諸国が共通に抱える課題を通じて相互交流を確立、促進することによつて沖繩を国際交流の拠点にすることを目的として構想されたものであつた。

それゆえ、当初のビジョンでは、東南アジアセンター、国際研修センター、コンベンションホール、熱帯医療センター、移住行政の拡大推進等々の全部あるいは一部の組合わせによる壮大な構想が次々に打ち上げられて、その都度県民の関心を集めた。

ところが今年の一月、鈴木首相がASEAN五カ国歴訪を機会に、この構想は現実性をおび、去る九月には「沖繩国際交流センター」の建設用地が沖繩県浦添市の「前田」に決定されるなど着々と具体化しつつある。しかし、この構想が現実化するにつれ、伝えられる規模や機能、性格等は段々と縮少化、矮小化されつつあるようにみえる。現在、同構想は、「国際センター」として、外務省・国際協力事業団(JICA)を運営主体に東南アジア諸国連合との技術協力を中心に研修・研究、連絡調整の機能を有する「人造りセンター」として計画されつつあると伝えられるが、前述のとおり、依然として、その内容は県民の前に明らかにされていない。

そこで私は、以下の件に関し、政府の見解を承りたい。

一 政府が現在構想している「国際センター」の性格はどのようなものか。

二 「国際センター」を沖繩に設置する意義についてどのように考えているか。その際、予定される沖繩の第二次振興開発計画との関連性はどうか。

三 「国際センター」は日本での運営主体は外務省・国際協力事業団があたると報じられているが、文部省・琉球大学、沖繩県あるいは地元の諸研究機関との関係はどのように考えているか。

四 「国際センター」は東南アジア諸国連合に設置される各国のセンターとの関係いかんでその規模、機能、意義等が異なつてくると思われるが、諸国の「センター」と沖繩の「国際センター」との関係はどのように位置づけられるか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

昭和五十六年一月、鈴木内閣総理大臣がASEAN諸国を歴訪した際、ASEAN人造りプロジェクトの構想が明らかにされた。この構想は、ASEAN諸国の経済・社会開発を一層促進するためには、これら開発の担い手を育成する「人造り」を推進することが不可欠であるとの認識に立ち、ASEAN各国に「人造り」のためのセンターを一つずつ設置するものであるが、これとの関連で沖繩にもASEAN「人造り」のためのセンターを設置することが表明された。

沖繩におけるセンター(国際センター(仮称))は、国際協力事業団の附属機関として設置されるものであり、同センターの主要事業は、ASEAN向けの研修、ASEANとの人的交流のほか、ASEAN各国に設置されるセンターに対するバック・アップ・サービスとリエゾンの役割である。

二について

沖繩はASEAN諸国と地理的に近く、気候・文化の面で多くの共通点を有しているのみならず、これまで沖繩県より様々な機会に沖繩を我が国の国際交流の拠点の一つにしたいとの強い要望が出されており、また、沖繩県において国際交流のための諸活動も活発に行われている。

かかる背景の下に沖繩に設置される国際センター(仮称)は、我が国における国際交流の一つの拠点となり、沖繩県が構想している各種の国際交流事業と相互に補完的な役割を果たし、これがひいては沖繩発展の一助になることが期待される。

三について

国際センター(仮称)は、国際協力事業団の附属機関として設置されるものであり、その運営に当たつては外務省の監督の下に同事業団が行うこととなるが、同センターを利用するASEAN諸国からの研修生に対しては、沖繩県にある既存の諸研究機関とも連係をはかりながら研修を実施したいと考えている。

四について

国際センター(仮称)は、ASEAN各国に設置されるセンターのリエゾン・オフィスとしてASEAN各国センター関係者を招へいし、各センターに関する意見交換及び情報交換の場を提供するとともに、各センターに必要な技術資料・技術情報を収集・提供するほか、各センターにおいて実施される「第三国研修」の企画等について支援を行う。

参議院の原文

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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

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