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国税の滞納に関する質問主意書

衆議院 第10回 第51号

提出者
衆議院
提出日
1950年12月16日
内閣転送 1951年1月5日
答弁書受領日
1951年1月11日
提出から26日
答弁の項目数
0
質問 154字/答弁 552字

質問本文

衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿

国税の滯納に関する質問主意書

昭和二十五年十二月十四日現在で、国税の滯納額はどの位になつているか。又滯納の原因は何によるか。今までの経験により、このうちのどの位が差押えを必要とするか。

又差押えというものが納税者に與える影響についてどのように考慮したか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

昭和二十五年十一月末現在における国税の滯納額は、税額において過年度よりの繰越額六四七億円、本年度新規発生分四二〇億円計一、〇六七億円である。件数においては、過年度よりの繰越分五一六万件、本年度新規発生分二九九万件計八一五万件となつている。

滯納の原因については、災害病気等による無資力、金詰り、課税に対する不満、他税の圧迫、納税者の怠慢等が考えられる。

なお、最近の特需景気の影響もあつて納税資金を流用して手持商品の買だめ、設備の拡張等を行つておるものも相当多数に上つているものと認められる。

十一月末現在における滯納額のうちすでに差押えているものの税額は三一四億円で、滯納額の二九%、件数においては一一五万件で滯納件数の一四%を占めている。

差押は滯納者の名誉保持からも、又占有権を制約することにより苦痛を與える点からも、他の方法をもつて目的を達しない場合に、最後にとるべき手段であるが、最近の実情は納税注意書や督促状では自主的納税をするものが漸次少くなり、差押公売の手段によらねば徴税の公平を害する状態になつてきつつあることは遺憾である。但し、真に生活の困窮している者や納税に誠意のあるものについては実情調査の上、納付誓約をとり、これが確実に履行される限り差押を猶予することとしている。

右答弁する。

衆議院の原文

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