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特別二等車の新設並びに三等車の利用者に関する質問主意書

衆議院 第10回 第54号

提出者
衆議院
提出日
1950年12月19日
内閣転送 1951年1月5日
答弁書受領日
1951年1月11日
提出から23日
答弁の項目数
0
質問 671字/答弁 461字

質問本文

衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿

特別二等車の新設並びに三等車の利用者に関する質問主意書

最近の主要鉄道には、特別二等車が新設されているが、自来、各等車の利用者に対するサーヴィスについてはなはだしい差があるやに見受けられる。たとえば十三時東京発の長崎行は、特別二等車ができるまでは二等車が二両であつたが、特別二等車が、できてからは普通二等車が二両、特別二等車が一両と、つまり三等客が乘れない箱が一両ふえている。そして普通二等車はがらあきになつているが、反対に三等車は満員のために座席がないので、乘客はしかたなくひじかけにかけたり、あるいは板の間に新聞を敷いて座つている状態である。そこで次の諸点について質問したい。この線に例をとると

一 特別二等車ができてから、二等車は三両になつたのか。三両になつたとすれば、この車全体の箱が従前より一両ふえたのか、それとも三等車を一両減らして特別二等車がふえたのか。

二 長崎行以外の線で、特別二等車をつけるようになつてから三等車の状態はどうなつているか。

三 特別二等車設置以来、鉄道收入はふえたのか。減つたのか。

四 一等車が復活し、二等寝台車、特別二等車等をどんどんふやし、これらを利用する客に対しては、万遺漏なきサーヴィスぶりだが、三等車を利用する客には、サーヴィスの点でも差をつけている。

政府は三等車を利用する客に対してもつとサーヴィスをよくする考えはないか。若しあるとすればその内容と方法、実施期日等を具体的に明示されたい。

又、何にも考えていないとすればなぜできないか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 東京十三時発、長崎行急行三五列車には、十一月十七日から特別二等車を連結したのであるが、これは同列車の普通二等車二両の内一両を振替えたのである。

なお、その後、本列車は二・三等共に利用効率がよいので、十二月上旬東海道線に荷物列車が設定され、本列車の荷物車がこれに振替られ余力ができたので、同時に東京 ― 門司間に普通二等車一両、十二月下旬から京都 ― 鳥栖間に三等車一両を増結し輸送緩和を図つている。

二 その他の急行列車についても、特別二等車は普通二等車の振替えないし増結を原則として、三等車の減車はしていない。

三 二等客の増加は著しく、特別二等車の乘車効率も平均九〇%を上回つているので、鉄道收入は増加している。

四 三等車乘客に対するサービスについては、二十五年度中に三等車新製五三両、木製車両鋼体化二九〇両と目下最善の努力を拂つており、今後の三等客車新製、鋼体化等についても鋭意努力中である。また木製客車の不良箇所についても、本年一月ないし三月の間に約一五〇〇両を完全修理すべく着々実施中である。

右答弁する。

衆議院の原文

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