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国道二九八号線工事に関する質問主意書

衆議院 第112回 第14号

提出者
衆議院
提出日
1988年3月2日
内閣転送 1988年3月5日
答弁書受領日
1988年3月11日
提出から9日
答弁の項目数
7
質問 567字/答弁 951字

質問本文

衆議院議長 原 健三郎 殿

国道二九八号線工事に関する質問主意書

国道二九八号線に関して次の点につきお答え願いたい。

一 国道二九八号線は、第四次全国総合開発計画の中でどのように位置付けられているか。

二 該道路の果たすべき機能、性格は何か。

三 公共事業は、全体の利益の名において一部の国民に受忍を強要する場合が多い。これに対して政策的に救済の方途を講ずべきであると考えるが、政府の考えを承りたい。

四 国道二九八号線が予定どおり完成した場合、付近の環境に与える影響については、どのように予測しているか。

イ 完成時直近の家屋に与える振動の程度。

ロ 完成時側道の中心点において排ガス(NOX値)は住宅地区の現在値よりいくら増加するか。

ハ ロの地点において騒音の増加量はいくらか。

五 本工事により移転を要する戸数は二、一〇〇戸と推定されるが、移転先は確保されているか。その場所、規模等を示されたい。

六 地上の建物を移転させることなく、完全地下構造とする工法は現在の技術により十分可能と思うがどうか。

現在供用している最長のトンネル道路はどこか。その構造を示されたい。

七 本計画のように、全くの新設道路を、大都市の中心部を貫通して新設する構想は無謀と思う。一か所で二千戸以上の移転を伴つた新設工事を例示されたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

第四次全国総合開発計画(昭和六十二年六月三十日閣議決定)においては、東京外郭環状道路は、東京圏の環状方向の連携の強化を図り、核都市等の育成に資するための道路と位置付けられている。一般国道二百九十八号は、この東京外郭環状道路の一部を構成する道路である。

二について

東京外郭環状道路は、東京の中心から半径約十五キロメートルの地域において、放射方向の幹線道路を環状に連絡することにより、東京圏の都心方向に集中する交通の適切な分散導入、都心に起終点を持たない交通の通過等の機能のほか、地域交通の利便性の向上、下水道等都市施設の収容空間の確保等の機能を有し、首都圏の体系的な道路網の確立及び地域の良好な都市基盤の形成にとつて必要不可欠な幹線道路である。

三について

公共事業の施行に当たつては、法令等の定めるところにより適正な補償を行つており、必要に応じて代替地のあつせん等の生活再建対策にも努めているところである。

今後とも適正な補償の確保に努めてまいりたい。

四について

東京外郭環状道路のうち一般国道六号以南の区間の環境に与える影響については、今後、環境影響評価を行うこととしている。

なお、当該区間の大部分については、道路の構造を掘割構造とするほか、広幅員の植樹帯を設置して、十分な環境保全空間を確保することとしているが、さらに、環境影響評価の結果を踏まえて、必要に応じ適切な環境保全のための措置を講じてまいりたい。

五について

移転先の確保については、関係地方公共団体の協力を得てあつせん、仲介等を行うとともに、必要な代替地の確保に努めてまいりたい。なお、松戸市内に一万三千八百平方メートルの代替地を確保している。

六について

東京外郭環状道路は、二についてで述べた機能を備えた道路とするため、自動車専用部及び一般部を併せ持つ構造とすることが不可欠であり、一般部への車両の出入りを確保する必要等から、全体を地下構造とすることは不可能である。

また、現在、供用されている最長の道路トンネルは、関越自動車道関越トンネルであり、延長約十一キロメートルの山岳トンネルである。

七について

東京外郭環状道路のうち関越自動車道から常磐自動車道までの区間に係る工事により、二千戸近くの移転が生じている。

衆議院の原文

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