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東洋医学(漢方医学並びに鍼灸医学等)の重要性に関する質問主意書
衆議院 第146回 第11号検討してまいりたい ×1
質問本文
近年の医学の発展には目を見張るものがあり、遺伝子レベルの治療法の確立など医療技術の進歩に支えられて、多くの人々に福音をもたらすことになった。
しかしながら、西洋医学中心のわが国の医療がその専門性を追及するあまり、細分化、高度化されることによる弊害も指摘され、その反省の上から、伝統的な東洋医学の人間の体をトータルに捉える視点の重要性が再認識されつつあるのも事実である。
特に近年増加傾向にある慢性疾患や、原因が特定できない疾患、老人性の複合的な原因による疾患、また虚弱体質への効果が見られるとして東洋医学への回帰が急速に進みつつある。
欧米でも同様の傾向は見られ、中国、韓国では行政としての取組が確立していると聞いている。
わが国としても、国民の生命、健康を守る立場から、研究、人材育成、普及のための施策の確立は、緊急を要すると考える。
従って、次の事項について質問する。
一 東洋医学の重要性についてどのように考えるか。
二 東洋医学を国民の健康保持と病気治療のためにどう役立てていく考えか。
1 そのために国としてどのような施策をなしてきたか。
2 今後どのように対応していく考えか。
三 国立大学の医学部に東洋医学の学科、講座を新設拡充する必要性があると考えるがどうか。
四 国立の東洋医学研究所の設立が必要と考えるがどうか。
右質問する。
政府答弁書
一について
漢方薬による薬物療法など東洋医学の一部については、医療機関において治療に活用されるようになってきており、また、はり及びきゅうについては、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和二十二年法律第二百十七号)により資格制度が設けられており、これらは国民保健の向上に役立っていると認識している。
二の1について
漢方薬による薬物療法並びにはり及びきゅう等の東洋医学に関する研究については、従来から、厚生科学研究費補助金等の助成対象としてきている。
また、昭和二十二年のあん摩、はり、きゆう、柔道整復等営業法の制定以来、はり及びきゅうに関する資格制度を設けているところである。
二の2について
東洋医学は、その効果について科学的な解明を待たなければならない部分も大きいと考えられ、こうした点に関する調査研究を引き続き推進することにより、医学全体の発展並びに国民の健康の保持及び増進に資することが重要であると考えている。
また、国民の健康の保持及び増進の観点から、はり師及びきゅう師の学校又は養成施設の教育内容の見直しなどを通じて、はり師及びきゅう師の資質の向上に努めることとしている。
三について
大学の教育課程に東洋医学を盛り込むか否かは各大学の判断によるところであり、政府としては、国立大学から東洋医学の学科又は講座の設置について予算要求があった場合には、医療現場における東洋医学に対するニーズなどを勘案しながら、検討してまいりたい。
なお、国立大学中、医学部に東洋医学に関する講座を設置しているものは一大学あり、十七大学において東洋医学に関する教育が行われている。
四について
現在、国立医薬品食品衛生研究所において、生薬及び生薬製剤の試験及び研究並びに生薬の原料となる薬用植物の栽培及び研究を行い、また、国立療養所中部病院の長寿医療研究センターにおいて、東洋医学による老年病の予防及び治療に関する研究を行っている。このため、新たな国立の東洋医学研究所の設立が必要であるとは考えていない。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。