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わが国における自殺者の増加に関する質問主意書

衆議院 第160回 第62号

提出者
民主党・無所属クラブ
提出日
2004年8月5日
内閣転送 2004年8月6日
答弁書受領日
2004年9月3日
提出から29日
答弁の項目数
3
質問 536字/答弁 651字

質問本文

食生活の向上や、医療技術の進歩などにより、日本国民の平均寿命は長寿更新を続けている。他方、バブル崩壊後の景気の低迷といった社会情勢や、個々人が抱える健康不安などを背景に、わが国の自殺者は六年連続で三万人を超え、二〇〇三年には三万四四二七人となり、統計の残っている一九七八年以降で最多となった。これは交通事故死者七七〇二人の約四・五倍にのぼる。

すなわち、現在のわが国は女性の寿命が世界一を誇る一方で、自殺が増大を続けるというアンバランスな状況となっている。

自殺の原因としては経済的理由、健康不安、ないしはこれらの複合的理由が多くを占めるとされ、世界一平和で暮らしやすいともいわれるわが国において、社会保障やメンタル面を考慮した医療体制の充実などに課題を残していると考えられる。

こうした状況のもと、社会不安のない健全な社会を形成していくことが極めて重要な課題であると考える。

従って、次の事項について質問する。

1 自殺者数が過去最高を記録したことについていかなる認識をもっているか。

2 自殺の減少についていかなる歯止め策を考えているか。目標とする時期、数値等具体的に回答されたい。

3 2項について、目標を達成できなかった場合の責任はどこに帰属するか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

1について

我が国の自殺者数は、警察庁において把握している数によると、平成十年に三万人を超え、その後も同程度の水準で推移し、平成十五年中における自殺者の総数は三万四千四百二十七人に達しており、自殺防止に向けて早急な対応を要する状況であると認識している。

2について

自殺防止対策の推進に当たっては、様々なストレスや悩みを抱える者に早期に対応するとともに、うつ病等の精神疾患は誰もがかかり得るものであること及びその対応方法等についての理解の促進を図るため、地域や職域における相談支援体制の強化、自殺防止のための正しい知識の普及啓発等の各般にわたる自殺防止対策を推進しているところである。

また、自殺の防止に関する目標については、「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針について」(平成十五年四月三十日付け厚生労働省健康局長通知)の別添「二十一世紀における国民健康づくり運動(健康日本二十一)の推進について」の別表において、国民が主体的に取り組む健康づくりに関する運動を社会全体で総合的に推進することの指標の評価の目安として、自殺者数を平成二十二年に二万二千人以下とする旨定められている。

3について

健康日本二十一は、国民が主体的に取り組む健康づくりに関する運動を、国だけでなく、都道府県、市町村、医療機関等の様々な関係者が総合的に推進するものであり、その達成について必ずしも特定の主体に責任が帰属するものではないと考えているが、今後とも自殺防止対策の推進に積極的に取り組んでまいりたい。

衆議院の原文

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