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世界経済の中で没落を続ける日本経済と骨太方針二〇〇七素案に関する質問主意書

衆議院 第166回 第343号趣旨が明らかではない ×1

提出者
無所属
提出日
2007年6月6日
内閣転送 2007年6月11日
答弁書受領日
2007年6月15日
提出から9日
答弁の項目数
5
質問 918字/答弁 977字

質問本文

世界経済が順調に成長する中で、日本経済がデフレ状態にあったため、世界経済に占める日本のシェアが平成十年の十七%から平成十七年の十.三%にまで急降下し、日本経済の没落が続いていることは、政府も認めるところである。この状況で、参議院選に向けて、与党の事実上の政権公約となると言われている骨太方針二〇〇七素案が発表されたが、これに関連して質問する。

一 政府はデフレは良くないと考えているのか、それともデフレ脱却はしなくてもよいと考えているのか。

二 日本の名目成長率はOECD三〇か国の中で、群を抜いて最低である。今後も最低の水準でよいと考えているのか。

三 骨太方針素案では、二〇〇八年度予算では、歳出を最大限削減するとある。これは、当然のことながら、経済成長率を最大限下げ、デフレを最大限悪化させ、世界経済における日本のシェアを最大限減らすということを意味する。それとも、そうでないという具体的な試算があるのか。

四 政府は二〇〇六年度と二〇〇七年度に定率減税廃止という形で三.三兆円の増税を行った。内閣府の試算では、これが名目GDPを〇.八%押し下げ、債務のGDP比を上げると示されている。OECD三〇か国の中で、群を抜いて最低である日本の名目成長率を更に下げ、財政を悪化させる政策をなぜ行うのか。なお、所得税から住民税への三兆円の税源移譲により所得税は二〇〇六年に減税しているものの、住民税は二〇〇七年で増税になる。住民税の二〇〇七年の増税はGDPにどのように影響すると計算されているのか。

五 「政府戦略大綱二〇〇七年度原案」の実現に向け、政府は成長施策に五〇〇〇億円規模の特別予算を設定する方向で調整に入ったとの報道があった。GDPの僅か〇.一%の予算で、一体どの程度の成長率押し上げ効果を期待できるのかの試算はできているのか。この程度の予算では、増税、歳出削減、政策金利引き上げによるGDP押し下げのほうがはるかに大きいと思われる。歴代の政権では、経済対策に対しては、ことごとくそのGDP押し上げ効果が計算されて、国民に示されている。これは国民の税金を使う者が行わなければならない最低限の義務だと考えるがどうか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

政府としては、「日本経済の進路と戦略」(平成十九年一月二十五日閣議決定。以下「進路と戦略」という。)において述べているとおり、「再びデフレに戻ることのないよう、民間需要主導の持続的な成長と両立する安定的な物価上昇率を定着させる必要がある」と考えている。

二について

政府としては、「平成十九年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」(平成十九年一月二十五日閣議決定)及び進路と戦略に沿って、成長力の強化等に取り組むこととしている。

三について

政府としては、現在の極めて厳しい財政状況等を踏まえれば、経済成長を維持しながら、歳出・歳入一体改革に正面から取り組むことが必要であると考えている。今後の経済財政運営の中期的な方針を示した進路と戦略の対象期間中の経済の展望については、衆議院議員滝実君提出平成十八年度内にデフレから脱却するという公約に関する第三回質問に対する答弁書(平成十九年六月一日内閣衆質一六六第二三五号)においてお答えしたとおりである。

四について

定率減税は、平成十一年に、名目成長率がマイナスとなるなど極めて厳しい経済情勢の中で、景気を下支えするために導入された暫定的な負担軽減措置であり、こうした導入の経緯や、その後の経済状況の改善を踏まえ、縮減・廃止したものである。

今回の所得税から個人住民税への税源移譲は、地方分権の一層の推進を図るため、国・地方の三位一体改革の一環として行うものである。これにより、多くの納税義務者は、平成十九年一月から所得税の額が減少し、同年六月から個人住民税所得割の額が増加することとなるが、年間の所得等が一定であるとした場合、税源移譲の前後で所得税の額と個人住民税所得割の額との合計額が基本的に変わらないよう制度設計しているところであり、今回の税源移譲による影響は、家計を含む経済に対して中立であると考えている。

五について

御指摘の「「政府戦略大綱二〇〇七年度原案」の実現に向け、政府は成長施策に五〇〇〇億円規模の特別予算を設定する方向で調整に入ったとの報道」が何を指すのかは必ずしも明らかではないが、政府として、「経済成長戦略大綱」(平成十八年七月六日財政・経済一体改革会議決定)の改定に関して、御指摘のように「五〇〇〇億円規模の特別予算を設定する方向で調整に入った」という事実はない。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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