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浄化槽の保守点検に関する質問主意書
衆議院 第168回 第140号お答えすることは困難 ×1
質問本文
これまで二回にわたり浄化槽の保守点検について質問してきたが、答弁はいずれも不十分なものであると受け止めている。国が業者の利益擁護に回るか、国民側に立っているかは大きな問題であることを予め申し添える。
本件は、十年間に百億円を超える金が流れており、その費用便益が適切なものであったのか真剣に検討されねばならない重要な課題である。よって浄化槽の保守点検について、以下質問する。
一 平成十五年度に岡山県、岡山市が浄化槽水質管理実施要綱において、浄化槽の保守点検回数を年十二回と定めた際、岡山県及び岡山市担当者より、要綱の内容について相談等はなかったか。また、その時どのように答えたか。
二 岡山県下一円一律年十二回保守点検回数と定めた浄化槽水質管理実施要綱の内容について、指導・監督責任者として、内容を検証したことはあるか。また、検証する必要性についての議論はなかったか。さらに、「(法定点検一回に加え)年三回の保守点検でよい浄化槽を十二回行わなければならない必要性と作業内容を詳細に説明することは出来ないと考える。」との意見もあるが、十二回点検の必要性を具体例で説明願いたい。
三 (法定点検一回に加え)年三回の保守点検回数でよいとされる浄化槽の使用者より、年十二回の保守点検回数について、必要性、作業内容の説明を求められた場合、国としての回答を伺いたい。
四 保守点検の技術上の基準を踏まえた必要作業時間は、小型合併浄化槽で一基当たり何分必要と考えるか。
五 岡山市内だけで当該年に本来必要と思われる四回の点検以外の保守点検にかかった費用は、十年間で百億円以上である。岡山県全域では三百億円以上となる。この様な膨大な費用を市民に負担させることは問題があると考えるが如何か。
岡山市 七九六九三基×一九八〇円×八回×十年=一二六億二三三七万円
岡山県 二〇四〇二四基×一九八〇円×八回×十年=三二三億一七四〇万円
六 環境省は、岡山県下一円一律に十二回の保守点検を要綱により義務付ける必要性には無理があると承知しながら、未だ適正な指導をしないという姿勢は、行政の軸足が本来市民・国民側に立つのが当然であるにもかかわらず、業者側の利益擁護に配慮しすぎているのではないかとの見方がある。この見解に対する環境省の立場如何。
右質問する。
政府答弁書
一について
環境省としては、岡山県及び岡山市担当者から、御指摘の要綱(以下「要綱」という。)の内容について御指摘のような相談等を受けたという事実は確認できなかった。
二及び三について
要綱については、国が、御指摘のように「指導・監督責任者として、内容を検証」したことはなく、同様に、これまでに「検証する必要性についての議論」が行われたこともない。
御指摘の「十二回点検」及び「年十二回の保守点検」については、要綱に規定されているものを指していると考えられるが、要綱は岡山県又は岡山市における自治事務として定められているものであり、その内容については、岡山県又は岡山市において説明されるべきものである。
四について
浄化槽の保守点検は、個々の浄化槽の処理方式、種類、使用状況等に応じて行われるものであり、それに要する作業時間を一概にお答えすることは困難である。
五について
浄化槽の保守点検における料金については、個々の浄化槽管理者と保守点検業者との契約に基づいて決められるものであり、環境省としては、御質問にお答えする立場にないと考える。
六について
先の答弁書(平成十九年八月十五日内閣衆質一六七第二〇号)一についてでお答えしたとおり、浄化槽の保守点検については、平成十八年五月十七日付け環廃対発第〇六〇五一七〇〇一号環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課浄化槽推進室長通知「中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会浄化槽専門委員会における議論について」において、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会浄化槽専門委員会において行われた議論の整理の概要等として、「例えば、通常の使用状態において、保守点検業者が定められた期間中に一回を超えて保守点検を行うことが使用者等に不信感や負担感を与えているのではないかとの意見があることから、このような場合には保守点検の技術上の基準を踏まえつつその必要性と作業内容を詳細に説明すべきであり、定められた期間中に一回を超えて保守点検を行うにもかかわらず当該基準に照らし説明できないことは望ましくないと考えられる」との記載があり、こうした記載も参考として、浄化槽の保守点検が行われるべきものと考える。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。