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「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」に関する質問主意書

衆議院 第180回 第113号趣旨が明らかではない ×2

提出者
無所属
提出日
2012年3月2日
内閣転送 2012年3月7日
答弁書受領日
2012年3月13日
提出から11日
答弁の項目数
9
質問 1,921字/答弁 1,319字

質問本文

民主党政権は「官僚丸投げの政治から、政権党が責任を持つ政治家主導の政治へ」を第一原則にした民主党マニフェストに依拠して誕生した政権である。続く平成二十二年参議院選挙時の民主党マニフェストには「行政刷新」を第一の公約に掲げ、「「できるだけダムにたよらない治水」への政策転換を一層進めます」と謳った。「できるだけダムにたよらない治水」は民主党政権が実現すべき政策であり、そのためには行政の意思形成過程のより一層の透明化が不可欠であると考える。

しかし、平成二十一年に国土交通大臣によって設置された諮問機関「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の運用実態を見ると、自由民主党政権下で平成十一年に閣議決定された「審議会等の整理合理化に関する基本的計画」(以下、平成十一年閣議決定)で定められたことから、大きく後退していると言わざるを得ない。

平成十一年閣議決定は、「審議会等については、いわゆる隠れみのになっている」との認識に立ち、平成十年に成立した中央省庁等改革基本法三十条(審議会等の整理及び合理化)に依拠している。基本法三十条における「審議会等」とは「国家行政組織法第八条に規定する合議制の機関」を意味するが、平成十一年閣議決定の「別紙4」には「懇談会等行政運営上の会合の開催に関する指針」として「行政運営上の参考に資するため、大臣等の決裁を経て、大臣等が行政機関職員以外の有識者等の参集を求める会合であって、同一名称の下に、同一者に、複数回、継続して参集を求めることを予定しているもの」を含めており、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」はこれにあたる。「懇談会等行政運営上の会合の開催に関する指針」は、「審議会等の公開に係る措置に準ずる」とされ、原則公開および「非公開とする場合には、その理由を明示する」ことが求められている。

以上を踏まえ、以下質問する。

一 一般に、閣議決定を履行する責任は誰が負うべきものであるか。

二 「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の運営について

1 「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議規約」によれば、「会議は原則として非公開で開催する」とあり、平成十一年閣議決定違反であると考えるが、政府の見解を示されたい。

2 同会議は、平成二十一年十二月に設置されて以来、一般傍聴を求める要請が度々行われてきたと聞く。これらの要請は�@いつ、�Aどのように行われ、�B誰がその対応を協議してきたか。�@〜�Bそれぞれについて説明されたい。

3 2についての協議を行う際、平成十一年閣議決定との整合性について勘案したか。

4 同会議を非公開とする理由を説明されたい。

三 平成二十四年二月二十二日に予定していた第二十二回「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」について

1 一般傍聴を求める要請が前日までにあったと聞く。�@誰からの要請に対し、�Aどのように対応が協議され、非公開とされたか。�@、�Aそれぞれについて説明されたい。

2 平成二十四年二月二十二日には、議題となる石木ダム計画予定地の住民等が会議室を訪れ、傍聴を求めたが、開催を中止し、流会したと聞く。�@誰が、�Aどのように協議し、この対応を決定したか。�@、�Aそれぞれについて説明されたい。

3 審議結果によっては宅地、農地等が強制収用の対象となる可能性があるという切実な地域住民の代表が傍聴できない、という対応を取った合理的な理由とは何か。政府の見解を説明されたい。

4 同会議の流会、延期等の方針について、�@誰が、�Aどのような理由で決めたか。�@、�Aそれぞれについて説明されたい。

5 同会議の流会、延期等の方針について、出席委員たちには�@誰が、�Aどのように告げたか。�Bその際、出席委員たちに理由を告げたか。�@〜�Bそれぞれについて説明されたい。

6 委員の他、奥田建国土交通副大臣、津川祥吾国土交通大臣政務官が既に会議室に入室していたのにもかかわらず、流会が決定したことは通常では考えられないことである。

�@ このことについて、臨席していた奥田建国土交通副大臣の考えを説明されたい。

�A 同様に津川祥吾国土交通大臣政務官の考えを説明されたい。

�B 同日の運営について、前田武志国土交通大臣の認識を説明されたい。

7 同会議の次第によれば、前田武志国土交通大臣は出席し、挨拶をする予定であったが、開催時間における前田武志国土交通大臣の行動を明らかにされたい。

8 当日参集させたにもかかわらず、突然の流会により解散させた�@委員の氏名、�Aその諸謝金の取り扱いについて説明されたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

閣議決定は、内閣の意思決定として内閣の統轄下にある行政機関を拘束するものであり、各行政機関の関係職員はその決定に従って職務を執行する責務を有する。

二の1及び3について

「審議会等の整理合理化に関する基本的計画」(平成十一年四月二十七日閣議決定。以下「基本的計画」という。)の別紙四「懇談会等行政運営上の会合の開催に関する指針」において、懇談会等行政運営上の会合については、審議会等の公開に係る措置に準ずることとされており、基本的計画の別紙三「審議会等の運営に関する指針」において、会議又は議事録を速やかに公開することが原則とされている。「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」(以下「有識者会議」という。)については、懇談会等行政運営上の会合に該当するが、議事録を公開しており、基本的計画に違反するものではない。

二の2及び三の1について

御指摘の「一般傍聴」の意味するところが必ずしも明らかではないが、現時点において把握している限りでは、有識者会議の公開について、平成二十一年十二月一日付け、同月二十八日付け、平成二十二年一月六日付け、同月十四日付け、同年二月八日付け、平成二十三年四月二十六日付け、同年八月二十九日付け、平成二十四年二月二十一日付け、同月二十三日付け、同月二十六日付け及び同年三月一日付けの文書により要望等があり、このうち、同年二月二十一日付けの文書は、水源開発問題全国連絡会からの有識者会議の公開を求める旨の要望であったと承知している。有識者会議の公開については、有識者会議の座長(以下「座長」という。)が有識者会議の委員(以下「委員」という。)の意見を踏まえ定めており、要望への対応は座長に一任することが委員の間で合意されていた。

二の4及び三の3について

有識者会議は、忌憚のない意見交換を行うために原則として非公開で開催することとされている。

なお、平成二十二年九月二十七日以降に開催された有識者会議については、座長が委員の意見を踏まえ、報道関係者に公開することとしたところである。

三の2及び4について

平成二十四年二月二十二日に開催を予定していた有識者会議については、静穏な環境の下で議論ができない状況であったため、座長の判断により、開催が中止された。

三の5について

平成二十四年二月二十二日に開催を予定していた有識者会議の会場において、有識者会議の事務局の職員が「御案内のような状態でございますので、議論ができない状況であることから、本日の会議は中止とさせていただきます。」と告げた。

三の6について

国土交通省としては、静穏な環境の下で会議を開催できなかったことは、遺憾であると認識している。

三の7について

平成二十四年二月二十二日の有識者会議の開催予定時間には、前田国土交通大臣は、他の公務を行っていた。

三の8について

お尋ねの「解散させた�@委員の氏名」の意味するところが必ずしも明らかではないが、委員の氏名については、国土交通省のホームページで公表している。また、諸謝金については、「謝金の標準支払基準」(平成二十一年七月一日各府省等申合せ)により処理することとしている。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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