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日本海におけるメタンハイドレートの調査研究の進捗に関する質問主意書
衆議院 第180回 第341号
質問本文
福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、我が国のエネルギー戦略は抜本的に見直されることとなり、様々なエネルギー源の活用の可能性が検討されている中、海底に賦存するメタンハイドレートも、将来のクリーンなエネルギー資源として期待が高まっている。我が国は、平成十三年七月に「メタンハイドレート開発計画」を策定し、平成三十年度を目途に研究開発を進めることとしており、日本周辺海域における賦存状況や物理特性の把握に取り組んできた。とりわけ、東海沖から熊野灘にわたる東部南海トラフ海域の詳細調査に基づき、平成二十一年度からは海洋産出試験に取り組んでいるところである。一方、日本海においてもメタンハイドレートの賦存が確認されており、その堆積状況など基礎的な調査が進められていると聴いている。ついては、日本海においてもメタンハイドレートの調査研究が進捗することを期待しつつ、以下四項目にわたり質問する。
一 これまでに経済産業省が行った日本海におけるメタンハイドレートの科学的調査によって、その賦存する海域や賦存の形態など把握されている事実を伺う。
二 そのうち、平成二十四年度における調査研究の取り組みの内容を伺う。
三 今後、日本海におけるメタンハイドレートを開発していく上で克服すべき技術的課題について、これまでの調査研究結果を踏まえ、経済産業省の見解を伺う。
四 エネルギー源の多様化を図る観点からも、日本海におけるメタンハイドレートの調査研究を積極的に進めるべきと考えるが、経済産業省の見解を伺う。
右質問する。
政府答弁書
一について
経済産業省は、日本海側に賦存していると見込まれているメタンハイドレートについて、平成十七年度から継続的に調査を実施しており、その結果、上越沖において、いわゆる砂質層孔隙充填型のメタンハイドレートが存在する可能性について確認するとともに、いわゆる表層型のメタンハイドレートを含む堆積物の試料を採取している。
二について
経済産業省は、平成二十四年度の調査において、上越沖において採取した表層型のメタンハイドレートを含む堆積物の試料の成分を分析する予定である。
三について
砂質層孔隙充填型のメタンハイドレートについては、海底面下の地層中に賦存しており、メタンハイドレートからメタンガスを効率的に分離して回収する方法について、これまでの陸上における産出試験の結果等から、いわゆる減圧法が有効であると考えているが、減圧法が海洋においても有効かどうかを確認する必要があると考えている。また、表層型のメタンハイドレートについては、海底面に露出した状態で賦存していること等から、メタンガスを効率的に分離して回収する方法について、減圧法が活用できるかどうか明らかではなく、今後、新たな生産手法やそれが周辺環境に与える影響も含めて検討する必要があると考えている。
四について
メタンハイドレートについては、我が国周辺海域において相当の量が賦存していることが見込まれており、その商業化は、国際情勢に影響されない安定したエネルギー供給源として、エネルギー自給率の向上に寄与することから、我が国のエネルギーの安定供給にとって重要であると考えている。メタンハイドレートの商業化を実現するためには、産学官の連携の下、技術的な課題を一つ一つ解決していくことが必要であると考えており、日本海側に賦存していると見込まれているメタンハイドレートについても、引き続き、分布状況の調査等を実施していきたいと考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。