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消費税の軽減税率制度実施の財源に関する質問主意書

衆議院 第190回 第47号お答えすることは困難 ×1検討してまいりたい ×1

提出者
民主・維新・無所属クラブ
提出日
2016年1月14日
内閣転送 2016年1月18日
答弁書受領日
2016年1月22日
提出から8日
答弁の項目数
4
質問 877字/答弁 1,399字

質問本文

本年一月十二日に、「軽減税率の財源について(政府統一見解)」が公表され、「税収の上振れについては、経済状況によっては下振れすることもあり、基本的には安定的な恒久財源とは言えない」と明記されています。

そこで、以下、質問します。

一 低所得の方の医療費や介護費用の自己負担を軽減する総合合算制度の費用は、社会保障費と分類されますか。社会保障費と分類されるのであれば、総合合算制度の導入を取りやめて、その財源である四千億円を軽減税率の導入に流用することは、軽減税率の導入のために、社会保障をカットするものと見なしてよろしいですか。

二 軽減税率導入の財源として必要な一兆円に、社会保障費の削減や抑制による財源が充てられる可能性はありますか。もし、その可能性がゼロなら、明確に否定して下さい。もし、明確に否定されないのであれば、可能性があると理解させて頂きます。

三 軽減税率導入の財源として、総合合算制度導入のために想定していた四千億円の財源を充てて、なお必要となる六千億円に、社会保障費の削減や抑制による財源が充てられる可能性はありますか。もし、その可能性がゼロなら、明確に否定して下さい。もし、明確に否定されないのであれば、可能性があると理解させて頂きます。

四 「税収の上振れ」の定義は何ですか。

五 安倍総理は、先日の予算委員会での答弁の中で、安倍政権で「国、地方合わせて二十一兆円税収がふえました」と発言していますが、その中身について、国と地方の別、税の種類別に示して下さい。また、そのうち安定財源はいくらですか。

六 税収の上振れが、もし安定財源でないなら、軽減税率導入の財源には活用しませんか。それとも、税収の上振れが安定財源でなくても、軽減税率導入の財源に活用する可能性はありますか。

七 もし、軽減税率導入の財源として、税収の上振れ分を活用した場合、不況になり、税収が下振れした場合、軽減税率の財源は、どうやって賄うのですか。また、不況になり、税収が下振れした場合、財源の不足を理由として、軽減税率をやめる可能性はありますか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

総合合算制度は、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律(平成二十四年法律第六十八号)第七条第一号イ及びロにおいて、消費税率の引上げに伴い低所得者に配慮する観点から、複数税率とともにその導入について検討することとされていた施策の一つであり、導入することが決まっていたものではない。このため、総合合算制度の導入を前提としたお尋ねの「総合合算制度の費用は、社会保障費と分類され」るかについては、お答えすることは困難である。その上で、総合合算制度相当額を消費税の軽減税率制度の導入の財源に充てたとしても、軽減税率制度の導入について、安定的な恒久財源を確保することにより、社会保障と税の一体改革における社会保障の充実に必要な財源を確保できるものと考えており、「総合合算制度の導入を取りやめて、その財源である四千億円を軽減税率の導入に流用することは、軽減税率の導入のために、社会保障をカットするもの」であるとの御指摘は当たらない。

二及び三について

消費税の軽減税率制度の導入に当たっては、「平成二十八年度税制改正の大綱」(平成二十七年十二月二十四日閣議決定)において、財政健全化目標を堅持するとともに、社会保障と税の一体改革の原点に立って安定的な恒久財源を確保するため、平成二十八年度末までに歳入及び歳出における法制上の措置等を講ずること等としている。

四について

消費税の軽減税率制度の財源確保に関し、「税収の上振れ」については、経済状況によっては下振れすることもあり、基本的には安定的な恒久財源とは言えないものと考えられる。

五から七までについて

国の税収(一般会計税収をいう。以下同じ。)については、平成二十四年度当初予算約四十二・三兆円から平成二十八年度予算約五十七・六兆円へと約十五・三兆円増加し、地方税等(地方税及び地方譲与税をいう。以下同じ。)の税収については、平成二十四年度当初予算時の見込額約三十六・四兆円から平成二十八年度予算時の見込額約四十一・九兆円へと約五・五兆円増加し、国と地方との合計で約二十・八兆円増加している。国の税収の税目ごとの増加額は、所得税約四・五兆円、法人税約三・四兆円、消費税約六・八兆円及びその他約〇・六兆円となっている。地方税等の税収の税目ごとの増加額は、個人住民税約〇・七兆円、地方法人二税(法人住民税及び法人事業税)約二・〇兆円、地方消費税約二・二兆円、固定資産税約〇・三兆円及びその他約〇・三兆円となっている。

消費税の軽減税率制度の財源については、平成二十八年一月十二日に衆議院予算委員会に提出された「軽減税率の財源について(政府統一見解)」(以下「政府統一見解」という。)において、「与党及び政府の税制改正大綱において、消費税の軽減税率制度の導入に必要な財源については、「財政健全化目標を堅持するとともに、『社会保障と税の一体改革』の原点に立って安定的な恒久財源を確保する」との観点から、「平成二十八年度末までに歳入及び歳出における法制上の措置等を講ずる」とされている。この点に関し、税収の上振れについては、経済状況によっては下振れすることもあり、基本的には安定的な恒久財源とは言えないと考えられる」としている。今後、政府統一見解に沿って、歳入・歳出両面にわたって検討してまいりたい。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1検討してまいりたい ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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