Kurage 質問主意書アシスト

ことばで探す › 衆議院 第202回

コロナ禍におけるベーシックインカムの実証実験と特別定額給付金の効果検証に関する質問主意書

衆議院 第202回 第2号趣旨が明らかではない ×1

提出者
立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム
提出日
2020年9月16日
内閣転送 2020年9月18日
答弁書受領日
2020年10月2日
提出から16日
答弁の項目数
2
質問 1,057字/答弁 543字

質問本文

一 新自由主義における経済は、非正規労働者や派遣労働者を大量に生み出し、労働力需給を調整することで、人件費・固定費を抑えてきた。その結果、格差は大きく開き、大多数の人々にとっては有益に機能していない事実が如実に表れ、生活がどんどんと疲弊している現実がコロナ禍では特に顕著になった。

そしてIMF(国際通貨基金)の世界経済見通しでは、二〇二〇年の世界全体の成長率をマイナス四・九%、日本はマイナス五・八%と景気後退に陥ると予測された。新型コロナウイルスの第二波が発生すれば成長率はさらに押し下げられ、下振れリスクが高いと考えられている。

こうした中、スペイン政府は、新型コロナウイルスの影響で困窮する低所得家計に、一世帯当たり月五万五千円から十二万円程度を支給するベーシックインカムの導入を決定した。

またドイツやイタリア、フィンランドなどにおいてもベーシックインカムの実証実験や導入検討が行われている。

こうした現状を踏まえれば、日本においてもインフレ率を考慮した上で、ベーシックインカムの導入を行うことは財源的にも可能であり、社会保障及び経済対策の観点からもベーシックインカムの検討を現実的に行う必要がある。

コロナ禍において、すべての人に十万円を給付した「特別定額給付金」の予算規模が十二兆八千八百三億円。これを例えば半分の五万円とし、かつ所得税の課税対象にすれば、一回あたり約五兆円規模。財源は国債の発行やシニョリッジ(通貨発行益)、財源のリサイクルなどで賄うことになるが、むしろ今は三十年デフレが続き、インフレもコントロールしやすい状況下でマネーストックも年率五%程度は増やせる水準だと考える。

フィンランドがベーシックインカムの実験で実施したアンケート調査によると、ベーシックインカムの受給者のほうが、生活への満足度が高いという結果が出た。精神的なストレスを抱えている割合が少なく、他者や社会、組織への信頼度がより高く、自分の将来にもより高い自信を示した。国民生活のQOL(生活の質)向上を図る観点から日本においてもベーシックインカムの導入に関する実証実験を行う必要があると考えるが如何か。政府の所見を伺いたい。

二 すべての人に十万円を給付した特別定額給付金の影響もあり、家電を中心に個人消費が伸びて、消費者マインドが持ち直されている傾向がある。

特別定額給付金を給付したことによって、経済、国民生活にどのような効果があったのかしっかりと検証すべきと考えるが如何か。政府の所見を伺いたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねの「ベーシックインカムの導入に関する実証実験」の具体的に意味するところが明らかではないが、全ての個人に対して無条件に最低限の所得保障を行う制度の導入については、我が国の社会保障制度は、病気やけが、失業等の人生で生じ得る様々なリスクに対し、所得や資産等の状況を踏まえた上で、自助、共助及び公助を適切に組み合わせて対応していくことを基本理念としていることから、慎重な検討が必要であると考えている。

二について

特別定額給付金による経済や国民生活への効果の検証については、特別定額給付金が「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和二年四月二十日閣議決定)の一連の施策の一つであり、特別定額給付金以外にも様々な施策を講じていることに加え、「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」の解除による経済や国民生活への影響も生じていた中で、特別定額給付金の効果のみを抽出することは技術的な困難を伴うと考えられることから、各種の統計データの蓄積を待った上で、検討する必要があると考えている。なお、総務省の家計調査においては、令和二年六月分及び七月分の「家庭用耐久財」や「教養娯楽用耐久財」への支出が前年同月に比べて伸びており、特別定額給付金による一定の効果があった可能性も示唆される。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

似た質問主意書

件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。

提出 2021年1月19日 中谷 一馬(立憲民主党・無所属) 答弁 2021年1月29日
衆議院 第204回 第8号
提出 2021年6月11日 松原 仁(立憲民主党・無所属) 答弁 2021年6月25日
衆議院 第204回 第198号
提出 2021年12月16日 山本 太郎(れいわ新選組) 答弁 2021年12月28日
衆議院 第207回 第42号趣旨が明らかではない ×2
提出 2021年11月10日 中谷 一馬(立憲民主党・無所属) 答弁 2021年11月19日
衆議院 第206回 第16号
提出 2021年10月6日 中谷 一馬(立憲民主党・無所属) 答弁 —
衆議院 第205回 第17号答弁書なし(答弁に至らず)

この論点で次の質問を書くなら

アシストで並べる