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国土開発縦貫自動車道建設に関する質問主意書

衆議院 第31回 第4号検討してまいりたい ×1

提出者
衆議院
提出日
1959年3月4日
内閣転送 1959年3月7日
答弁書受領日
1959年3月13日
提出から9日
答弁の項目数
0
質問 837字/答弁 926字

質問本文

衆議院議長 加※(注)鐐五※(注) 殿

国土開発縦貫自動車道建設に関する質問主意書

政府の経済政策特に国土開発政策の樹立にあたつては、投下した公共事業費、公共投融資による直接的な開発効果が民間資本を刺げきし、大きく波及的開発を促がすような方式を打出すべきである。かかる意味において縦貫自動車道の建設は、きわめて大きな波及的効果をもたらす画期的な計画であると考えるがゆえに、この観点に基き、次の事項について政府の見解を伺いたい。

一 道路整備計画は、自動車輸送の飛躍的増加並びに高速自動車道の出現と自動車輸送の中・長距離性という陸上運輸交通の根本的変化に伴う新しい陸運基本方策を基礎に樹立されるべきであると思うが、政府の道路整備五箇年計画は、地方建設局、都道府県からの要望を総計したにすぎないように思われる。一体、政府に新しい事態に対処する陸運基本方針はあるのか。あればそれを明示されたい。

二 国土開発縦貫自動車道建設法は、日本に自動車による高速交通網を形成するための大幹線を定めたものである、しかして将来日本の道路網は縦貫自動車道を大幹線とし、これに高速自動車国道又は一般自動車道、あるいは規格の高い一般道路をもつて表裏日本の重要地域を連絡する道路及びこれら高速交通網と連絡する都市内高速道路、国道、府県道、市町村道によつて構成されてそれらが一貫のように組織網化さるべきものと思うが、どうか。

三 政府は、国土開発縦貫自動車道建設法に定める稚内から鹿児島に至る縦貫自動車道をどのような方針と計画で建設を進める考えであるか。また、これが建設にあたつては、東北開発計画、北海道開発計画、九州開発計画のバックボーンとして採用すべきであると思うが、政府はどう考えるか。

四 中央自動車道である東京から名古屋に至る間の建設について、学者その他に中央自動車道は規格の低い道路として建設し、高速自動車道は東海道沿いに建設すべきだという意見がみられるが、政府の見解はどうか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 昭和三十四年二月二十日に決定した道路整備五箇年計画は、わが国の経済発展にともない予想される今後の交通情勢に対応して道路の整備を緊急に行い、もつて経済基盤の強化に寄与することを目的として定めたものであるが、これは、先に決定した新長期経済計画において明らかにした輸送力の増強に関する方策を基礎として、将来における輸送構造の変革を考慮し、かつ、道路輸送需要の急増と車両の大型化、行動範囲の伸長に対応して、交通量の多い個所で生産活動のあい路となる区間を重点的に整備するとともに、都市間道路網の整備と高速自動車道路の建設をあわせて行うものとする同計画の方針にのつとり樹立したものである。

二 国土開発縦貫自動車道が国土を縦貫する高速幹線自動車道であることは、国土開発縦貫自動車道建設法に明らかなところであり、また、道路法の体系においては、高速自動車国道は、全国的な自動車交通網の枢要部分を構成し、一級国道及び二級国道は、高速自動車国道とあわせて全国的な幹線道路網を構成し、都道府県道は地方的な幹線道路網を構成するものと考えられているが、これらの幹線道路を根幹として、すべての道路が組織的な網を構成するようにすべきであると考える。

三 国土開発縦貫自動車道は、国土を縦貫する高速幹線自動車道であるから、なるべくすみやかに各路線について調査を進め、その結果をまつて、慎重に検討の上、計画を樹てる方針である。

なお、地域開発計画については、道路の整備を極めて重要なものとしてとり上げており、上記の検討の結果に従つて計画を進めたいと考えている。

四 国土開発縦貫自動車道は、国土の普遍的開発をはかり、画期的な産業の立地振興及び国民生活領域の拡大を期するとともに、産業発展の不可欠の基盤たる高速自動車交通網を新たに形成させるために開設されるものであつて、その一部である中央自動車道の構造規格は、もとよりこれらの目的に適合するものでなければならないと考える。

なお、どのような構造規格が中央自動車道東京都小牧市間の構造規格として最も適当であるかについては、目下調査検討中である。また、東海道筋の自動車交通処理については、今後の調査をまつて対策を決定したい。

右答弁する。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

検討してまいりたい ×1

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