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薗原ダム建設に伴う補償等に関する質問主意書

衆議院 第44回 第1号

提出者
衆議院
提出日
1963年10月16日
内閣転送 1963年10月16日
答弁書受領日
1963年10月22日
提出から6日
答弁の項目数
0
質問 479字/答弁 635字

質問本文

衆議院議長 ※(注)※(注)一※(注) 殿

薗原ダム建設に伴う補償等に関する質問主意書

群馬県利根郡片品村に現に着工中の薗原ダム建設工事は、目下着々と進ちよくしているが、これがダム建設に伴う家屋の移転等の補償及び古来より皮膚病に特効あるものとして広く大衆に利用されている老神温泉は湖底に埋没するが、これに対する措置について政府の見解を伺いたい。

一 家屋及び田畑並びに山林等についての移転の補償に公平を欠くといわれているが、事実はどうか。

二 関係地域に新たに道路、橋りよう等を設置し、又は設置せんとしているが、その目的及び現在又は将来の利用度はどうか。

三 温泉関係者の補償とその措置はどうか。

四 前記温泉は、従来より主として低所得層の湯治に多く利用されており、これが温泉の移転、改築等に伴う代替設備を設ける必要があると思うが、その意思があるかどうか。また、あるとすればその時期と企画はどうか。

五 この機会に公的温泉治療施設を設け、低廉な料金で医師等の専門家による適切な指導を行なうような措置を講じたほうがよいと思うが、その意思はあるか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

薗原ダム建設に伴う水没土地及び物件等の補償については、昭和三十六年十月以降、補償に関する適用基準を地元関係者に提示して鋭意個別折衝を続けてきており、現在補償関係者の約七五パーセントについて補償契約が成立している。

一 家屋の移転料並びに田畑及び山林等の評価については、個々の土地、物件等について、その立地条件、肥沃度、物件の構造、規格等に則して既に補償関係者に提示してある補償基準を適用して処理しており、個々の補償額に公平を欠くことはないものと考える。

二 現在計画し、又は実施している道路、橋りよう等は、ダムによつて水没する道路、橋りよう等についてその付け替えを行なうものと、資材の運搬等もつぱら工事上の要請にもとづく仮設的な道路である。

従つて、付替道路については従前の機能復元を目的とし、また工事用道路については工事上の必要性によるものである。

三 ダム建設により移転が必要となる温泉関係者は六軒であるが、本年三月建物等の移転契約が成立し、現在位置より若干山手に移転する予定であり、関係者において移転準備中である。なお、泉源については、三七年から三八年にかけてテストボーリングを行ない、従来と同程度の泉源確保の見通しがついたので、現物補償を行なうこととし、既に関係者の了解を得ている。

四 三に述べたとおり、現物補償により従来と同程度の温泉が確保されることとなる。

五 政府においては、目下のところ老神温泉地域に公的温泉治療施設を設置する意思はない。

右答弁する。

衆議院の原文

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