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供米代金の支払に関する第三回質問主意書

衆議院 第7回 第100号

提出者
衆議院
提出日
1950年3月25日
内閣転送 1950年4月1日
答弁書受領日
1950年4月7日
提出から13日
答弁の項目数
0
質問 732字/答弁 787字

質問本文

衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿

供米代金の支拂に関する第三回質問主意書

本件について再質問に対する答弁書を受領したが、その答弁は質問したところに答えていない。

供米代金の政府からの支拂は、農業協同組合を通じてその組合預金に振り替えられているし、生産者は支拂金融機関の選択が自由にできるのであるし、希望した組合は、生産者がこれを育成すべく努力することが必要であるといわれる。それは当然のことでいわれるまでもない。

問題は、仮に組合役員が不当な組合運営をしたり、不正を行つていたりしたため、供出代金の預金の支拂ができないとき、現実に農民は供出代金を受けとれないことになる。これは組合を育成云々で解決できることでない。育成されて支拂いできる可能性があるか、どうかが問題であり、さらにそうした期間を待つ程農民は供出代金をあてにしないで生活できる状態にはないのである。

とも角、供米は政府の責任で行つたものであり、それが現実に代金の支拂ができないというとき、それを政府は農業協同組合に支拂い、それはまた各生産者の預金に振り替えられているから、よいとのことで済ましてよいものか。抽象的に指導する位の言葉ですまして、よいものか。

さらに、事実調査に当つては、極めて不徹底な態度でことの真相をも見極めずにしてしまつてよいものか。それでどうしてその欠陷を克服するような指導がなせるのか。取付状態が二月上旬というような答弁は全く誤つている。昨年中にも農民の供米代金の支拂要求に組合は応じていない状態である。

事業資金の運用についても、その答弁は調査したものの答弁になつていない。

よつて前回質問したところについて、それぞれ具体的に回答されるよう、重ねて要求する。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

現に貯拂停止の農協に対しては、別紙閣議諒解事項に基き必要な金融的措置を講じて再建指導を行い、もつて貯拂の再開を図り事業整備をなすとともに、一方農民の営農資金については現行農業手形制度を一部改正して営農資金の確保に遺漏なからしめるべく緊急手配中で、関係機関と協議決定の上一両日中に指示する予定である。

なお、供米代金の支拂は、農民が予め指定した支拂金融機関を通じて政府が支拂うことは御承知の通りであるが、その支拂金融機関が御指摘の如き貯拂を停止している農業協同組合である場合には、政府は農民と話合の上支拂金融機関を変更せしめるか又は農民自身の指定変更によつて支拂う等萬全の措置を講じ、今後供米代金の支拂に支障なきを期したい。

右答弁する。

(別紙)

農業協同組合の業務健全化を図るための緊急対策に関する件

(二五、三、三一

閣議諒解事項)

一、方 針

最近における一般経済情勢の変動に伴い、農業協同組合及び同連合会は、急速に経営不振に陷りつつあるので、これら経営不健全な組合に対し根本的な業務の合理化を勧奬し、特に預金者その他の債権者の利益保全を期するための必要な措置を講ずる。

二、措置要領

一 現に貯金拂戻に支障を来している組合に対しては、金融の混乱を防止するため、又新規運転資金の確保に支障を来している県購連に対しては系統購買事業の澁滯を防止するため、さしあたり必要な融資の措置を購ずる。

二 一の組合及び一般に債務の支拂に支障を来し、又は来すおそれのある組合に対して、中央及び地方に対策協議会を設け、事業の整理、資金運用の適正化、滯貨の処理、債権の回收、経費の節減等に関し、事業の全面的な整備計画の樹立実行を指導し、債務償還を可能ならしめる態勢を確立せしめ、必要な融資の措置を講ずる。

三 政府は、金融の混乱を防止するため、系統機関に対する融資については萬全を期する。

衆議院の原文

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