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大阪南部における交通事情の整備に関する質問主意書

衆議院 第82回 第23号

提出者
衆議院
提出日
1977年11月25日
内閣転送 1977年11月25日
答弁書受領日
1977年12月6日
提出から11日
答弁の項目数
3
質問 489字/答弁 833字

質問本文

衆議院議長 保利 茂 殿

大阪南部における交通事情の整備に関する質問主意書

大阪府南部地方は、公共交通機関の整備が立ち遅れていたが、近年大阪市営地下鉄の堺市への延長、国鉄外環状線の泉北地方への延伸、第二阪和国道の建設など、各種の整備計画が進められている。しかしながら、計画の進行とともに、文化財の保存要求をはじめ、地域住民の要望を充足し、手続の民主化を求める声も高まり、他方、財政の民主的効率化の必要性も指摘されている。

よつて次の事項について質問する。

一 大阪市営地下鉄の堺市内への乗り入れについての見通しはどうか。

二 国鉄外環状線の阪和線杉本町駅乗り入れを更に南部へ延長する計画の検討はどのように進められているか。

三 第二阪和国道建設に当たり、池上・曾根・四ッ池寺の遺跡保存の要望が出されているが、政府はどのように対処する方針か。遺跡保存の方法について、保存技術、学術的意義、財政的観点、住民要求など総合的に検討して見通しを明らかにされたい。

なお、遺跡、福祉施設など特段の検討を要する箇所を除いて、残余部分の開通の予定時期を行政区別に明らかにされたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

大阪市営地下鉄三号線の住之江公園から堺までの延伸区間については、既に特許路線となつているが、現在までのところ、大阪市当局からその工事計画は提出されておらず、また、三号線以外の路線についても現在までのところ堺市内への具体的な乗り入れ計画は、同市当局から聞いていない。

二について

大阪外環状線は、昭和四十六年十二月都市交通審議会の答申第十三号の中で新設すべき路線の一つとして答申がなされており、その路線としては新大阪 ― 放出 ― 加美 ― 杉本町とされているが、杉本町において阪和線と接続することについては、幾つかの問題点があり、更に南の方で接続するルートの選定を含め引き続き国鉄において検討していくこととしている。

三について

御質問に係る第二阪和国道建設に関係する遺跡としては、池上曾根遺跡(和泉市、泉大津市)及び四ッ池遺跡(堺市)がある。

池上曾根遺跡は、弥生時代の環濠集落跡として重要な遺跡であるため、同国道建設予定地を含め、昭和五十一年四月二十六日文化財保護法の規定により史跡に指定されている。指定地域内における同国道の建設については、遺跡の保存との調整を図るべく建設省、文化庁、大阪府等の間で協議を続けており、地下遺構に対して悪影響を及ぼさない道路構造及び建設工法により、既定路線の建設の促進を図る所存である。

また、四ッ池遺跡は、極めて著名な弥生時代の環濠集落跡であり、史跡指定を行う方向で準備しているところであるが、同遺跡外縁部分を通過する第二阪和国道については、既に遺構を避ける形で当該通過部分に高架橋が完成している。

なお、同国道の未供用区間のうち、泉大津市道泉大津中央線から忠岡町道忠岡中央線まで、大阪府道春木大町線から同府道塔原岸城線まで及び大阪府道新家田尻線から泉南市道市場鳴滝線までの区間は昭和五十四年度に、泉南市道市場鳴滝線から主要地方道泉佐野岩出線までの区間は昭和五十五年度にそれぞれ供用開始する予定である。

右答弁する。

衆議院の原文

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