Kurage LINE CRM
LINE公式アカウントの相談を1人1枚のノートで管理する、買い切り型のPHP製CRM
概要
kurage が提供する業務システムの一つで、LINE公式アカウントに届いた相談を「送ってきた人ごと」に記録し、履歴を見ながら返信するための窓口システム。自社のレンタルサーバーに買い切りで置く一式として販売されている。kurage-app-store で扱われ、価格は55,000円(税込)、ライセンスはMIT。
- 商品ページ(LP): https://kappstore.exbridge.jp/app.php?id=0e723e981c922df6
- デモ: https://proto.exbridge.jp/klcrm/
- 販売元: exbridge
- 出典: kurage-products
解決する課題
LINEの管理画面は「今きているトーク」を見るには十分だが、この人が誰で、前に何を話して、何を約束したのかは残らない。さらに表示名は「たろう」「🌸」のようなニックネームで本名とは限らず、氏名・電話・メールはLINEからは取得できない。そこで本システムは、1人につき1枚の大きなノート(打ち合わせ記録を書き足していく欄)と、会社名・本名・メール・電話・URL・住所・きっかけの連絡先欄を用意し、LINEの表示名とは別の列で保持する。
画面構成
3列レイアウト。
- 左: 相談者の一覧(未対応が上・赤い●)
- 中: トーク履歴(この相手のメッセージだけを検索、1件ずつ/全文をコピー)
- 右: ノートと連絡先
設計上の特徴
未対応フラグを持たない
いちばん効く設計とされるのが「未対応」をフラグで持たないこと。対応済みにした相手でも新しいメッセージが届けば自動で未対応に戻るため、「返したつもりで放置する」事故が起きない。状態を宣言的に持たせず、事実から導出する点で deterministic-core の考え方に通じる。
課金の可視化
届いた発言への自動応答はReply APIを使うため通数課金の対象外、画面の返信欄からの送信はPush APIで課金対象。今月の使用数を画面上部に常に表示する。
送信ツールは既定で無効
お客様へLINEを送るツールだけは取り消せず通数も消費するため、既定では無効。環境変数で明示的に有効化したときだけ現れる。この「宣言した範囲だけを実行させる」方針は config-declared-scope の実践例。参照専用モードも用意されている。
動作環境
PHP・SQLiteだけで動き、MySQLは不要。セルフホスト 前提で、共有レンタルサーバー(ヘテムル/ロリポップ等)で実際に稼働させている。付属の check.php をサーバーに置いて開くと、そのサーバーで動くかが10項目で判定される。LINE公式アカウントを作るところからWebhook登録までの手順書を同梱。1ファイルで完結する self-contained-php-app の系統に属する。
セキュリティ
- Webhookは署名検証必須
- 設定ファイルとデータベースは .htaccess で遮断
- DBのファイル名はチャネルシークレットから導出し、推測できないようにしている
これらは外部からの入力を信頼しない trust-boundary の設計に対応する。
MCPサーバー同梱
MCPサーバーを同梱しており、claude-code や Claude Desktop に登録すれば、AIとの対話からそのまま次のような操作が通る。
- 「未対応は何件?」
- 「この会社の経緯を3行で」
- 「いまの打ち合わせ内容をノートに足しておいて」
mcp を通じてAIエージェントに業務データを読ませる構成で、ai-agent との連携を前提としている。
位置づけ
MITライセンス・改変自由・月額0円で、ソース同梱によりAIエージェントでの改変拡張が可能(ai-modifiable-software)。kurage-platform の業務システム群のうち、顧客対応・CRM領域を担う製品である。
関連ページ
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