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牛馬減少に関する質問主意書
参議院 第1回 第100号お答えすることは困難 ×1
質問本文
一、昭和二十一年度において日本の牛馬は、二、三年前の半数に大減少した。其の量は、牛馬にて一百数十万頭に及ぶのである。本年度も数十万頭の、牛馬の減少は必至である。かくて有畜農業は破滅へと進行し、全農業が仮死へと進行するのである。農林大臣は、牛馬の増産に対し、如何なる具体的対策を有するや、処見を問う。
二、本年度の牛馬に対し、一ヶ年僅かに一頭に対し、三斗以下の麦の保有で、牛馬が飼養出来るものでない。一石五斗は認めるべきであるが処見如何。
三、牛馬をして子を生ます方針を、本年度何十万頭の確立した予定ありや。単に放任しているものと思うが如何。放任すれば、食肉の闇値高となり取り返しのつかざる牛馬の大減少時代が来るのである。子の牛馬を取る人々に一頭につき、麦三俵の保有を認める緊急の政策を農相が取る以外、牛馬の減少により、日本の将来の農業は、破滅せんとす、英断ある政策に出づべきであるが如何。
右質問に対し速やかなる答弁を要求する。
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政府答弁書
一、牛馬の頭数は別表のように終戦前後の混乱と食糧不足により十数パーセントの減少を見たが、その後における社会秩序の快復と生産意欲の昂揚とにより、本年度においては既に増加の徴を示している。
なお、積極的増産の方途については、目下考究中で五ケ年を一期とする畜産振興計画を樹てたいと思つている。
二、質問主意書の通り現在の量ではとても不足であることは明らかであつて、これに関しては食糧の需給と密接な連繋を保ちつつ家畜飼料としての農家保有量の増加確保について鋭意努力中であるが、現下の食糧事情特に世界的な食糧窮乏の現状からすると、相当困難である。
尚近く飼料切符制等の運用により配給飼料の増加に努力すると共に、主要食糧の供出とのリンク等合理的な方法により農村家畜に対する飼料の供給量を増加したいものと考える。
三、畜産物の増産と有畜経営による農業経営の安定を目途とした畜産増殖計画につき、その生産、と殺等の具体的頭数については目下研究中である。麦類保有の増加の問題についても農業経営の合理化、食糧需給の状況等を勘案し合理的に解決したいと考える。
別表
最近五ヶ年牛馬頭数調
年 次
牛
馬
備 考
昭和十八年
二、四〇〇、〇一二
一、二〇七、八〇九
沖縄県の分を含む
同 十九年
二、四二四、六六二
一、二二三、〇四四
〃
同 二十年
二、三一八、七四五
一、一二〇、九二九
〃
同 二十一年
一、九八九、八五六
一、〇四九、三九三
〃
同 二十二年
一、九八九、〇四四
一、〇五三、八七七
〃
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