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都市の緑化の推進と『国際花と緑の博覧会』に関する質問
参議院 第107回 第4号検討してまいりたい ×1
質問本文
都市の緑化の推進と『国際花と緑の博覧会』に関する質問主意書
去る九月十八日の参議院本会議における私の質疑に対して、総理は「四全総(第四次全国総合開発計画)において特別な配慮で公園や緑の増加につとめたい。特に都市の緑化、緑の保全について都市公園の整備、公共空間、民有地の緑化等推進し、その保全のための都市環境の形成につき自治体とも協力する」旨答弁された。
そこで、関連する重要問題について質問する。
一 八月二十四日、国土政策懇談会(国土庁長官の私的諮問機関)が発足したが、その経緯は何か。伝えられるところでは、総理は策定寸前のその四全総を厳しく批判し、メリハリのあるものをという注文をつけ、国土庁長官に対し大都市問題で抜本策を打ち出すよう指示をしたというが真相はどうか。
二 この場合、第三次全国総合開発計画(三全総)において打ち出された定住構想、都市構造のひずみ対策、大都市の限界性への対応を進めつつ、地方都市の開発促進、活性化を図らんとする地方都市重視の対策(東京圏への一点集中から多極構造化による機能分担の再編等)を方向転換し、新たな大都市対策を打ち出さんとするのか、伺いたい。また、その場合の大都市対策はどのようなものを想定しているのか。
三 三全総における都市公園等の整備の目標(市街地においては一人当たり三平方メートル以上)すら達成されていない現時点において、総理は、四全総において特別な配慮で公園や緑の増加につとめると答弁されたが、その具体的裏付けを伺つておきたい。
四 昭和六十五年大阪で開かれる『国際花と緑の博覧会』は、“花と緑と人間生活の関わりを幅広くとらえ、二十一世紀へ向けてより潤いのある豊かな新しい社会の創造”を目指して開催されることになつており、総理がその答弁で共感を示された都市住民の花と緑の保全への意識を育てるのにふさわしいイベントであると考えられる。
そこで、次の数点について伺いたい。
(1) 今後開催に向けて出される基本構想委員会および会場計画委員会の結論はいつ頃出るのか。また各国、各企業等への出展要請や内外へのPR等、昭和六十五年四月開催にむけての今後のスケジュールについて伺いたい。
(2) 会場建設、運営等に必要な経費は千二百億円ともいわれている。これについては、閣議了解(昭六十、九、二十四)の既定経費と併せ、民間資金の導入等がうたわれているが、それらの見通しと政府の取り組みについて伺いたい。
(3) 会場(鶴見緑地)へのアクセスとしては、会場に直接接続する新設予定の大阪枚方京都線(いわゆる第二京阪道路)があるが、このうちの中央環状線以西の整備の見通しはどうか。
そのほか会場へのアクセスとしては、国道百六十三号線、都島茨田線、大阪中央環状線、大阪生駒線等の他、着工完成が望まれる地下鉄七号線等があるが、これら会場周辺の環境整備等、関連公共事業の取り組みについてはどうか。
またこれら道路の整備に際しては、大規模の道路の緑化を行うことは『花と緑の博覧会』にふさわしいと考えるが、この点どうか、併せて伺いたい。
(4) 会場の施設計画や周辺環境の対策上、会場の鶴見緑地にくさび状に入つている守口市の下水処理場については何らかの対策が必要ではないか。
(5) 博覧会を一過性のイベントとして終わらせないよう恒久施設の建設及び既存施設の整備にはアメニティの充実を図るなど大阪府・市、守口市等地元の意向、要望に十分対応するよう政府としても協力すべきと思うが政府の所見を伺いたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
国土政策懇談会は、我が国の経済社会を取り巻く内外の環境変化を踏まえ、国土庁の当面する種々の重要問題について広く各界の有識者の意見を徴するために開催することとしたものである。
国土庁長官は、四全総の策定作業の状況、策定の時期、主要計画課題等について内閣総理大臣に対し報告、説明を行つたが、その際、最近の地価上昇等をも踏まえ、大都市問題のより深い検討を行うよう指摘されたものである。
二について
四全総においては、各地域がそれぞれの特徴を生かして多様性を持ちながら活性化し、適切な機能分担によつて過度の集中がなく、安全で活力あふれる国土の形成を目指すこととしており、国土の均衡ある発展を図る見地から、大都市圏、地方圏各々の課題に対処することとしている。
三について
四全総においては、自然とのふれあいなどを求める国民のニーズの高まりを踏まえ、森林の保全や都市における公園、緑地等の緑とオープンスペースの拡充、整備など潤いのある豊かな地域環境形成のための方策を明らかにしてまいる所存である。
このうち、都市における緑とオープンスペースの中核となる都市公園等については、第四次都市公園等整備五箇年計画に基づき、整備を着実に推進していくこととしている。
四について
(1) 基本構想委員会及び会場計画委員会は、財団法人国際花と緑の博覧会協会に設置されたものである。国際花と緑の博覧会の基本構想は、基本構想委員会の審議を経て、十月二十八日に決定されており、また、会場基本計画は、会場計画委員会において、今年末を目途に結論を得るよう検討を進めている。
各国、各企業等への出展要請等は、これらを踏まえ早急に行うこととしており、また、広報活動についても、シンボルマークの決定等を行つてまいりたい。
会場については、昭和六十二年度から工事に着手し、昭和六十五年の開催に向けて万全を期してまいりたい。
(2) 会場建設、運営等に必要な経費は、現在、博覧会協会において検討中である。政府としては、国際花と緑の博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律(昭和六十一年法律第二十八号)に基づく措置等により、同協会を支援していくこととしている。
(3) 会場へのアクセスについては、中央環状線以西の門真市都市計画道路大阪枚方京都線を含めて、必要な道路等の交通施設整備について検討を進めている段階である。また、地下鉄七号線については、既に工事に着手したところである。
さらに、これらの関連公共施設の整備に際しては、道路の緑化等を併せて行つてまいりたい。
(4) 守口処理場の改築については、下水道管理者である守口市が検討を行つており、政府としても今後適切に対処してまいりたい。
(5) 博覧会の会場となる鶴見緑地については、二十一世紀の人々に伝える緑の資産として、立派な都市公園を後世に残すよう地元地方公共団体を指導するとともに、政府としても支援を行つてまいりたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。