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積極的平和主義の定義と英訳に関する質問主意書
参議院 第189回 第270号
質問本文
安倍内閣総理大臣は、本年八月十四日の終戦七十周年の談話(以下「本談話」という。)において、「私たちは、国際秩序への挑戦者となってしまった過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ、我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて、「積極的平和主義」の旗を高く掲げ、世界の平和と繁栄にこれまで以上に貢献してまいります。」と述べた。
本談話について以下の点を質問する。
一 「積極的平和」とは、本年八月に来日したノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士が一九五八年に「ポジティブ・ピース Positive Peace」として提案したものであり、貧困、抑圧、差別などの「構造的暴力」がない状態を示すものである。安倍内閣総理大臣が言及する抑止による戦争がない平和は、ガルトゥング博士が提案する「積極的平和」とは違うと考えるが、政府の見解如何。
二 政府は、本談話において「積極的平和主義」を「プロアクティブ・コントリビューション・ツー・ピース Proactive Contribution to Peace」と英訳しており、直訳すると「平和への先を見越した貢献」となる。これは、ガルトゥング博士の「ポジティブ・ピース Positive Peace」と、安倍内閣総理大臣が言う「積極的平和」とは違うことを意識しているのか。
右質問する。
政府答弁書
一及び二について
御指摘の談話における「積極的平和主義」は、国家安全保障戦略(平成二十五年十二月十七日閣議決定)において、我が国の国家安全保障の基本理念として掲げているものであり、同戦略においては、「国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定を実現しつつ、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していく」としているところである。「積極的平和主義」の下での具体的な取組としては、国際社会における人権擁護の潮流の拡大への貢献や、貧困削減、国際保健、教育、水等の分野における取組の強化などが含まれており、御指摘の「積極的平和」の考え方と重なる部分も多いと考えている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。