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教育職員の給与体系に関する質問主意書

衆議院 第15回 第13号検討してまいりたい ×1

提出者
衆議院
提出日
1952年12月15日
内閣転送 1952年12月17日
答弁書受領日
1952年12月23日
提出から8日
答弁の項目数
0
質問 647字/答弁 542字

質問本文

衆議院議長 大野※(注)睦 殿

教育職員の給与体系に関する質問主意書

政府は、教育職員の給与体系を三本建に変える意向があるときく。特に文部大臣は、三本建の合理性を認め、事務当局に対し、これが調査を命じているというが、左の点につき答えられたい。

一 現在の制度(六・三・三・四制)は、大学卒(四年)一級教員、二年修了(短期大卒)二級教員及び一年修了の仮免許となつているが、この免許制度を変更する意図があるか。

二 1 本体系が、諸法規に現われている義務制度の内容及び人権尊重を示す全面入学等の民主主義的考えも変えるのか。すなわち、高等学校も特殊の階級の人を選定して入学せしめ、これを教育する教員を普通教員より切り離して特権を持たしむる意図があるのか。いいかえれば特殊教育者扱いをする特権教育を成立せしめて、日本をかつての軍閥的存在に変更する悪夢的意図を、文部大臣は、理想としているらしいが如何。

英才、秀才教育が日本教育の本体でないと思うが、具体的事実をもつて三本建を意図する理由を説明せられたい。

2 現制度を改変する理由を明示せられたい。

三 三本建が、教育基本法に触れない理由を問う。

教育基本法を具体化した現制度が、教育上改善せられねばならないと考えている点を明示せられたい。

特に教職員給与の上からの点如何。

又、現教職員に歩ませている研修、認定講習の単位が高、中、小一本であるのに、三本建の給与体系が行われた場合、時間数及び取扱う内容上、区別せねばならぬ点を示されたい。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 現在の教育制度(六・三・三・四)は堅持する建前である。従つて教員の免許制度も現在のところ変更する意図はない。但し、実情に即するように教育職員養成審議会に諮り目下検討中である。

二 現行制度は、教育の機会均等の原則に基いて打ち建てられた民主的教育制度である。高等普通教育である高等学校は、義務教育に続くよき民主的社会人育成の機関である。従つて、これを担当する教員を特殊教育者扱いして教員の特権階級を成立せしめるようなことは考えていない。

高等学校は、どこまでも前述のごとく一般的高等普通教育であつて、特殊な英才教育の機関ではないと考えている。

三 教職員の職務の特殊性を認めて待遇改善に努力をいたしたい。

教職員の現行俸給表には不合理の点があるので、給与準則が決定される際にはこれが是正のため努力をいたしたい。

いわゆる三本建の主張もこれら不合理是正に対する一つの意見と思われるので、各角度から充分研究して納得の行く結論に到達いたしたいと目下研究中である。

なお、問題点となるのは

(1)初任給を引き上げること。

(2)修学年数を合理的に勤務年数に換算すること。

(3)前歴計算を実情に即して合理化すること。

(4)研修手当等の特殊勤務手当を考慮すること。

等である。

右答弁する。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

検討してまいりたい ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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