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学校給食完全実施に関する質問主意書
衆議院 第15回 第20号お答えすることは困難 ×1
質問本文
衆議院議長 大野※(注)睦 殿
学校給食完全実施に関する質問主意書
学校給食は民主社会育成のための新教育において必須の要件であると思う。しかるに、本年度においてこれが予算は大削減を加えられ、ために今や重大なる危機に直面している。これを打開するため
一 政府は、国民の食生活改善の見地から米食のみに依存することなく粉食を併用すべきだと思う。食糧政策並びに教育的見地から児童に対して、これら小麦粉等によつて給食の完全なる実施をするの意思があるか。
二 また、右に要する経費の全額を国庫において負担するの意思があるか。
三 更に昭和二十七年度は、農林省所管食管特別会計の操作によつて学校給食を実施していると思うが、この予算を文部省において計上し、もつて学校給食の完全実施をするの意思があるか。
四 なお、学校給食改善と教育的見地から給食職員(栄養士を含む)の定員増加及びその身分保障を強化するの意思があるか。
右四項に対して、政府は、いかなる所見を有するか。
右質問する。
政府答弁書
一 国民の食生活改善の実効を収めるためには、国民食生活を米食依存から脱却して粉食に切り替えることが肝要であると思われる。
小麦粉、ミルクを基本とする学校給食は、教育施策の根幹として実施しておりますが、これは同時に国民の食糧並びに栄養問題解決等にも大きく寄与していることは幾多の給食実施の成果が物語るところである。
なお、このように効果のある学校給食は今後ますます普及奨励の方途を講ずべき国家的施策であると確信するので、今後とも、小麦粉、ミルク等による給食の実施につき指導助成をはかりたい所存である。
二 学校給食に必要とする小麦粉及びミルクの経費を全額国庫において負担することは、最も望ましいことであるが、わが国現下の財政事情からその全額を負担することは困難であるので、現在小麦粉については原麦の二分の一を補助しているが、脱脂粉乳についても事情のゆるす限りの補助を実施したいと考えている。
三 学校給食に使用する食糧の補助に要する予算は、我国民の食生活改善の一環として学校給食が重要な役割を果していることでもあり、これは我国食糧政策に最も深い関連があるので、この予算を必ずしも文部省において計上することなく、農林省所管の予算によつてまかなつていくことが、現下の措置としてはむしろ適当であると考える。
四 給食職員(栄養士を含む。)の設置増加は、学校給食を実施推進するために最も必要なことであるが、その定員増加及び身分保障については、関係諸法令例えば教育職員免許法等の改正と相まつて財政的措置を必要とするので、このことについては慎重考究中である。
右答弁する。
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