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でん粉の政府買上げに関する質問主意書

衆議院 第15回 第21号

提出者
衆議院
提出日
1953年1月30日
内閣転送 1953年2月4日
答弁書受領日
1953年2月10日
提出から11日
答弁の項目数
0
質問 652字/答弁 1,106字

質問本文

衆議院議長 大野※(注)睦 殿

でん粉の政府買上げに関する質問主意書

宮崎県における甘しよ作は米麦作に次ぐ重要作物であるが、本年の甘しよ売買価格は昨年の四百二、三十円に比し、二百二、三十円に過ぎず、従つて農家の収入は激減した。

政府は、生甘しよ価格維持のためでん粉買上げを決定したのであるが、最近でん粉の買上げははかばかしくなくて農協や工場が困るばかりでなく残余の生甘しよの処理に困惑しておる実情であるが、その対策をどうするか。

左記の事項につき速やかに御答弁を御願いする。

一 政府にでん粉の無制限買上げを希望するものであるが、政府は無制限買上げ実行の意思ありや。

二 倉庫不足等にしや口して、事実は、入庫拒絶をするとのことであるが、政府は、無制限買上げの約束を実行せぬのではないか。

三 倉庫が不足するとすれば、倉庫増設、倉庫借入等の対策を講ずべきだと思うがどうか。

四 宮崎県では、細島港その他に県営倉庫があるが、これを利用して入庫してはどうか。

五 でん粉検査が厳重すぎるとの評があるが一等品と格下げ品との数量、%及びその価格の差はどうなつているのか。

六 でん粉入庫後の内渡金額に差異があるようだが、残余の支払はどうなるのか。

七 でん粉の買上数量は現在全国を通じてどれだけになつているか。

八 昭和二十七年度生甘しよ及び馬鈴しよの売買平均価格はどれだけになつているか。

九 残余の生甘しよ処理をどう指導しておるか。

十 昭和二十八年度のでん粉の需給関係及び価格の見通しはどうか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 でん粉類の政府買上げについては、系統農業協同組合等の自主的出荷調整を促進するとともに、この効果を維持するため、必要と認める数量を買い入れることとしている。

二及び三 政府の買入に当り、倉庫不足のため、これを拒絶することのないよう、政府指定の営業倉庫を利用する等適宜の措置を講ずる。

四 実情を検討の上、必要と認められるときは、利用することも考慮する。

五 昭和二十七年産でん粉の検査成績は左の通りで、一等が大部分を占めており、検査が厳重すぎることはない。

甘しよでん粉検査成績  二十七年十二月末現在

一等  一〇、一六六、六一六貫(九五・五%)

二等       八〇、六七六〃(四・五%)

総計  一〇、六五〇、六七二貫

一等と二等との価格差は一〇〇円である。

六 政府は、自主的出荷調整の促進と買入事務簡素化のため、全国販売協同組合連合会及び工業組合系統代表者としての山口幸太郎から買い入れているので、これらと生産者との間の決済においては、内渡等の臨時の措置が行われていると考えられるが、政府の支払は全額一時払で支払つている。

七 一月末現在政府買入数量

北海道

(全販)

(工組)

二三四、五四〇貫

三一、六八〇〃

二六六、二二〇貫

東 京

(全販)

(工組)

一一〇、一〇〇〃

三八、九一〇〃

一四九、〇一〇〃

愛 知

(全販)

三〇六、二二八〃

福 岡

(全販)

五五七、七〇六〃

総 計

一、二七九、一六四〃

八 昭和二十七年度生甘しよ及び生馬鈴しよの価格

一  月

二  月

三  月

四  月

五  月

六  月

円

円

円

円

円

円

生 甘 しよ(貫)

三七、四二

四一、八八

四一、九八

三九、九六

四一、八三

四一、四一

生馬鈴しよ(〃)

三八、一九

三九、一三

三二、五三

三三、八二

二八、七八

三六、四四

七  月

八  月

九  月

十  月

十一 月

十二 月

五四、〇一

六四、八九

四三、七四

三〇、〇〇

二二、〇〇

二九、〇〇

三六、七九

三九、二二

三二、二九

三三、〇〇

三五、〇〇

三八、〇〇

備考 生甘しよ及び生馬鈴しよは、農家一戸当り平均価格

九 生いもの流通については、でん粉等の価格安定をはかるとともに、系統農業協同組合を通じ、計画的な協同販売を促進することによつて改善に努めている。なお、その他については、切干甘しよ、家畜飼料等の用途に指導している。

十 昭和二十八年度のでん粉生産見込数量は八、二〇〇万貫で、需要はおおむねこれに見合い得るものと推定している。価格については、政府の買入基準価格程度に安定させることができると考えている。

右答弁する。

衆議院の原文

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