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書道教育に関する質問主意書
衆議院 第2回 第5号
質問本文
左記に対して文相としての責任ある回答をお願いする。
一、わが國の文化國家建設と書道との関係を如何に考えているか承りたい。
二、新学制の教科課程においては枯渇した人間的の情操陶冶、精神的修練に乏しく平和愛好の個人完成、文化日本建設に寄與する國民の養成には物足らぬ感があるがこれに対しては如何なる考えであるか承りたい。
三、「請願第五号」(文相に直接請願したものと同一)の請願は全國学生、生徒、兒童並びに父兄及び全國各書道團体の声でこれこそ輿論であるがこの輿論を何とみらるるか、又これに対して今後の方針を承りたい。
四、請願に対しては教育刷新委員会会員(渡邊銕造博士等)の賛意をえているがこれが審議に関して如何なる態度をとるか承りたい。
五、マ司令部に対しては昨年來二回にわたつて懇談、オスボン氏から「國民の輿論であり適当と認める場合は即刻制度の変更にやぶさかでない」との回答をえているがこれに対して文相の態度意見を承りたい。
六、この請願書が衆参両院を通過可決の場合は制度変更、教科課程変更実施の考えありや、又文相の立場としてGHQに制度教科課程変更実施方の努力をなさるるかどうかを承りたい。
七、請願第五号が実施されるとすればその時期を予め承りたい。
八、実施に際しては請願書中の実施案に対して何と考えるか。
イ、小学校、中学校において書道科を各学年に毎週二時間ずつ必須科目とする
ロ、新制高等学校においては藝能科(書、音、図、工)は必須科目として毎週四時間以上とする
ハ、教員養成機関に書道を重視すること
1 書道專門学校の設立
2 長期講習による実力の養成
3 教員檢定制度の復活
4 師範学校書道教育の刷新
右質問する。
政府答弁書
文化國家建設の上から書道は大切なものと思いますが、書道を学校教育でどうして教えるかについては兒童生徒の身心の発達と兒童生徒の生活を囲む現在の社会事情及びその要求を考慮して書道教育の方法を考えてゆかなければなりません。さて現今の社会においては毛筆よりも硬筆(鉛筆又はぺん)の方がはるかに多く使用されており且つ能率的であります。又幼少の兒童には毛筆よりも硬筆の方がはるかに使い易いことは明白であります。これ等の見地から現在の教科課程では小学校の間は國語の中の書方として硬筆習字を課し、中学校になつて毛筆習字を課することになつております。高等学校においては各個人の特性を充分伸ばしてやりたいとの見地から國語、体育及び社会科の一部だけを必修教科とし他は悉く選択教科としています。この見地からして書道もまだ選択教科とすることが適当であると考えます。從つて今急に小学校、中学校、高等学校の書道の時間数を変えることは考えておりません。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。