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輸入大豆の検疫に関する質問主意書

衆議院 第16回 第17号お答えすることは困難 ×1

提出者
衆議院
提出日
1953年6月20日
内閣転送 1953年6月24日
答弁書受領日
1953年6月30日
提出から10日
答弁の項目数
0
質問 373字/答弁 1,185字

質問本文

衆議院議長 堤 康次※(注) 殿

輸入大豆の検疫に関する質問主意書

五月十四日三重県四日市に入港したハーライグトン号が積んできたアメリカ大豆五百八トンは「毒あさがお」の種子を混入していることを名古屋検疫所から六月十三日長野県上水内郡神郷村東浜油脂会社に通知があつたが、すでに同社のみでも入荷二百七十トンのうち二百トンが食用油に加工され、東京方面に大半出荷しているという。

食品衛生の見地からきわめて重大であるから、次の事項につき至急回答されたい。

一 輸入大豆の検疫は、いかなる機関によりいかなる時期に行うか。

二 毒物の混入あることの通知が入荷してから余りに長時日を要したる理由。

三 毒あさがおの毒性と除毒処理対策。

四 五百八トンの配布先と荷受人における本物件の処理状況。

五 食用油に加工され出荷している物をどう処置するか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 輸入大豆の検疫の機関及び時期

輸入大豆、その他の輸入植物の検疫については、農林省植物防疫所の植物防疫官が行う。これら検疫は、通関に先立つて行われ、輸入前に船舶内及び指定場所(卸下後はしけ内、陸揚地、植物防疫所又は植物防疫官が指定する輸入港域内の特定の場所)において行われる。

又輸入大豆を含めた輸入食品の衛生上の検査については、現在小樽、横浜、清水、名古屋、神戸、門司及び長崎の七検疫所に厚生省の職員である国の食品衛生監視員を配置して厚生大臣の監督の下に抜取検査に当らせている。

この衛生検査は、すべての輸入食品について行うものではなく、必要と認められる場合に随時試料を抜き取つて行うものであり、採取した試験試料を国立衛生試験所、同大阪支所、同門司分室に送付し、その試験結果に基き必要な措置を行つているものである。

輸入食品は、通常船舶等より陸揚げされ上屋、保税倉庫等に庫入され、通関手続がなされるが、輸入食品に対する衛生検査はこの間において実施している。

二 毒物の混入のあることの通知が、入荷した日から長時日を要した理由

この牽牛子入りアメリカ産大豆の荷揚げは、五月十四日より十九日まで行われ、試料採取は同二十一日四日市市所在の倉庫で行われた。

本試料は、直ちに国立衛生試験所大阪支所に送られ検査され、その結果は六月八日に現地に報告され翌九日関係官庁及び業者に連絡されている。

この間十八日を要しているが、これは大阪への試料の送付結果の報告等連絡のための日時の外は試験検査のための日時である。

この場合、牽牛子の確認のため若干長時日を要しているようであるが、これは当支所として初めての事例であつたためである。

三 毒あさがおの毒性と除毒対策

あさがおの種子は、牽牛子と称し、フアルビチンという配糖体が含有され、小量で(〇・五瓦)下痢腹痛等を起すものである。

この牽牛子は、大豆とその大きさが異なるためふるい分することができる。

既に製油されたものについての除毒方法は、技術的に可成り困難である。

四 五百八トンの配布先と荷受人における本物件の処理状況

東浜油脂株式会社には、四日市より入荷予定五百八トンの内、既に四百九十八トンが入荷済である。これらのものは、東浜油脂株式会社で衛生当局よりの指示があつた以前に自発的に回転式のふるいで牽牛子を選別していたため、製油された製品より牽牛子は取り除かれていることが判明した。

なお、輸入大豆は、既に大半製油されており、このうち八十三トン(内六トンは塗料用原油、他は食用油)は、東京都中央区西八丁堀三ノ一二山田興業株式会社へ送付されている。

五 食用油に加工され出荷しているものの処理

本件において、既に食用油に加工されたものは、製品より牽牛子が完全に除去されていると思うので、特別の行政措置は行つていない。

右答弁する。

衆議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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