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松くい虫対策に関する質問主意書

衆議院 第174回 第52号

提出者
自由民主党・改革クラブ
提出日
2010年1月28日
内閣転送 2010年2月1日
答弁書受領日
2010年2月5日
提出から8日
答弁の項目数
6
質問 724字/答弁 976字

質問本文

去る一月二十日、青森県蓬田村の防風林のクロマツから、松くい虫被害が見つかった。これまでは青森県と北海道を除く各都府県で、発見されてきた病害である。しかし、自生するマツで、青森県では初めての被害が確認されたことからも、県内関係機関では、大きな不安を抱いている。

従って、次の事項について質問する。

一 青森県内で自生するマツから松くい虫が初めて確認されたことで、北海道を除く各都府県での被害確認となるのか。

二 一月二十日に被害が確認された直後から、国は、青森県や蓬田村、森林・林業関係団体等とどのような対応をしてきているか。

三 クロマツは保水力があり、土砂流出を妨げ、災害を防ぐ力がある。そして、海岸砂防林や防風林として保安林の役割を担う一方、景観上も公益性を持つ樹木である。また、アカマツも建材の一部として需要があり、景観や自然保護の面での機能を持つ樹木であることからも、病害対策は極めて重要と考えるがいかがか。

四 今回の事態を受け、感染経路等をはじめ、発生原因をどのように究明し、また、何よりも拡大防止に向け、どのように対応していくのか。樹木の徹底的な監視や、防除活動を行うことが重要と考えるがいかがか。

五 全国的に松くい虫被害が発生してきたが、青森県で自生するマツから、初めて松くい虫被害が確認された事態を受け、国の松くい虫被害対策の中でも、集中的に対応すべきではないか。一月二十八日に、国と県・市町村、森林・林業関係団体等からなる連絡協議会が開かれる予定となっている。国のリーダーシップを求めたいと考えるがいかがか。

六 松くい虫対策として、今年度の予算措置はどうなっており、また、来年度の予算案ではどうなっているのか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

青森県内に自生する松から松くい虫被害(松くい虫が運ぶ線虫類による被害をいう。以下同じ。)の発生が初めて確認されたことから、北海道を除く各都府県で松くい虫被害の発生が確認されたこととなるものと承知している。

二について

当該松くい虫被害の発生が確認された本年一月二十日以降、農林水産省は、青森県に対して当該被害の発生状況の聞き取り及び助言を行うとともに、独立行政法人森林総合研究所に対して当該被害の発生原因の究明に協力するよう要請したところである。また、本年一月二十五日には、農林水産省職員を現地へ派遣し、被害の発生状況等の調査を行うとともに、当該被害を受けた松に対する迅速かつ適切な処理や他の松に対する監視活動の強化等について、青森県に対して助言を行ったところである。

三について

松の森林病害虫等対策については、森林の保全を図る上で重要であり、森林病害虫等防除法(昭和二十五年法律第五十三号)に基づき、森林病害虫等の駆除及びそのまん延の防止のための措置を講じているところである。

四について

感染経路等を始め、今回の松くい虫被害の発生原因については、青森県において究明することとなるが、農林水産省としても、独立行政法人森林総合研究所に対して、当該青森県が行う被害の発生原因の究明に協力するよう要請したところである。松くい虫被害の拡大の防止については、松くい虫被害を受けた樹木が発見された場合には、早期に、かつ、徹底的に、松くい虫の駆除、監視活動等の防除活動を行うことが重要であると考えている。

五について

現時点においては、松くい虫被害のまん延が確認されていないものの、政府としては、松くい虫が異常にまん延して森林資源に重大な損害を与えるおそれがあると認めるときは、森林病害虫等防除法に基づき、適切に防除を実施していく考えである。なお、本年一月二十八日に青森県が開催した連絡協議会においては、青森県、国、関係市町村、独立行政法人、企業等が連携して被害の拡大の防止に取り組むこととされたところである。

六について

松くい虫被害対策については、平成二十一年度予算においては森林病害虫等被害対策として九億三千二百三十三万二千円を計上したところであり、平成二十二年度予算においては同対策として九億三千二百三十三万二千円を計上しているところである。

衆議院の原文

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