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第百九十二回臨時国会における安倍総理の所信表明演説での「領空を断固として守り抜く」との発言に関する質問主意書
衆議院 第192回 第47号お答えすることは困難 ×1
質問本文
平成二十八年九月二十六日、衆議院本会議で行われた所信表明演説において、安倍総理は、「東シナ海、南シナ海、世界中のどこであろうとも、一方的な現状変更の試みは認められません。いかなる問題も、力ではなく、国際法に基づいて、平和的・外交的に解決すべきであります。そして、我が国の領土、領海、領空は、断固として守り抜く。強い決意を持って守り抜くことを、お誓い申し上げます」と表明している。
平成二十八年度の防衛白書によれば、「国際法上、国家はその領空に対して完全かつ排他的な主権を有している」と明示されており、本来、日本も領空に「完全かつ排他的な主権を有している」。
かかる観点から、以下質問する。
一 現在の日本の領空に関し、全ての空域において等しく、十分な航空優勢を確保でき、主権の行使が担保されているのか。日本の領空内で十分な航空優勢が確保されていない空域があるとすれば、それはどこか。その場所とともに航空優勢が確保されない理由は何か。政府の見解を示されたい。
二 「領空は、断固として守り抜く」との演説の意味は、現在、日本が主権の行使のために十分な航空優勢を確保できている範囲だけを守るという意味なのか。政府の見解を示されたい。
三 平成二十八年度の防衛白書によれば、平成二十六年度の航空自衛隊の緊急発進実施回数は九百四十三回であり、平成になってからのピークを示しており、平成二十七年度でも八百七十三回と高い数字を示している。この中で、ロシア機、中国機に対する緊急発進がそのほとんどを占めている。ロシア機については主に北海道周辺の領空、中国機については主に南西諸島周辺の領空での緊急発進であると承知しているが、当該空域においても、日本が主権の行使のために十分な航空優勢を確保できていると判断しているのか。政府の見解を示されたい。
四 現在、日本が主権の行使のために十分な航空優勢を確保できていない範囲についても、当該空域の航空優勢を回復させるために取り組みを行うべきと考えるが、政府の見解を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一から四までについて
一般に、航空優勢とは、武力攻撃が発生した場合に、空において、大きな妨害を受けることなく諸作戦を実施できる状態をいうものとされており、このような事態における特定の期間や範囲等の中で決まるものであることから、当該事態が発生していない現時点において、お尋ねにお答えすることは困難である。
いずれにせよ、政府としては、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増している中、平素から我が国周辺空域における警戒監視活動や対領空侵犯措置を遺漏なく実施するとともに、航空優勢の確実な維持のため、着実に航空防衛力の整備を行っているところであり、我が国領空の防衛に万全を期す考えである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。