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第百九十二回臨時国会における安倍総理の所信表明演説での奨学金にかかる発言に関する質問主意書
衆議院 第192回 第32号趣旨が明らかではない ×1検討してまいりたい ×1
質問本文
平成二十八年九月二十六日、衆議院本会議で行われた所信表明演説において、安倍総理は、「若者こそ、我が国の「未来」」とし、「その成績にかかわらず、必要とする全ての学生が、無利子の奨学金を受けられるようにします」と表明しているが、この発言に疑義があるので、以下質問する。
一 「必要とする全ての学生」の「必要」とは、学生本人が必要だと判断するという意味か。政府の見解を示されたい。
二 「必要とする全ての学生」の「必要」とは、政府が「必要」であると判断するのならば、その判断の主体は政府内のどこで、どのような基準で判断するのか。政府の見解を示されたい。
三 奨学金支給の可否を、何らかの基準に照らして他者が判断するのであれば、そこに取捨選択が生じることになり、学生が奨学金の支給を希望していても、必ずしも「必要とする全ての学生」に奨学金が支給されるわけではなくなる。他方、「その成績にかかわらず、必要とする全ての学生」との文言は、奨学金の支給を要望する全ての学生に支給されるとの誤解を与えかねないものであり、誤った表現ではないか。政府の見解を示されたい。
四 「若者こそ、我が国の「未来」」である。それでは、政府は、そもそも「我が国の「未来」」たる若者の奨学金の支給希望の需要がどの程度の規模であり、これに対してどの程度の予算で「来年度予算編成の中で実現」しようとしているのか。政府の見解を具体的に示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一から三までについて
独立行政法人日本学生支援機構(以下「機構」という。)が実施する奨学金事業は、経済的理由により修学困難な者を支援するものであることから、お尋ねのように、御指摘の所信表明演説が、無利子奨学金が何らの要件もなく「奨学金の支給を要望する全ての学生に支給されるとの誤解を与えかねないもの」であるとは考えておらず、「誤った表現ではないか」との御指摘は当たらないと考えている。その上で、文部科学省としては、機構において、当該演説及び「未来への投資を実現する経済対策」(平成二十八年八月二日閣議決定)において「無利子奨学金については、速やかに残存適格者を解消するとともに、低所得世帯の子供たちに係る成績基準を平成二十九年度(二千十七年度)進学者から実質的に撤廃し、必要とする全ての子供たちが受給できるようにする。」としていることを踏まえて無利子奨学金事業を行っていくものと認識している。
無利子奨学金の貸与の適否は、これまでと同様に、機構において、文部科学大臣の認可を受けた業務方法書において規定している基準等に基づき判断することになるところ、その基準をどのようなものにするかについては、機構において現在検討中であると認識している。
四について
お尋ねの「奨学金」の具体的に意味するところが必ずしも明らかではないが、文部科学省としては、機構が実施する現行の無利子奨学金事業における平成二十九年度の貸与人員は約五十万三千人になると見込んでおり、平成二十九年度概算要求において所要の経費(約三千四百四億六千万円)を要求しているところである。これに加えて、成績に係る現行の基準によっては無利子奨学金の貸与を受けられないと考えられる一定の低所得世帯に属する学生についても無利子奨学金を貸与できるようにするとともに、いわゆる「給付型奨学金」を創設するために、要求額を明示しないいわゆる事項要求を行っている。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。