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新型コロナウイルス感染症の変異株の蔓延に対応するために濃厚接触者の対象者を広げる必要性に関する質問主意書

衆議院 第204回 第166号

提出者
立憲民主党・無所属
提出日
2021年6月7日
内閣転送 2021年6月14日
答弁書受領日
2021年6月18日
提出から11日
答弁の項目数
2
質問 684字/答弁 736字

質問本文

昨年のはじめから新型コロナウイルス感染症が断続的に全国に蔓延しており、未だ感染の収束が見通せない状況である。

感染拡大防止策として、感染の連鎖を断ち切ることが重要であり、そのためには感染者を早期に発見し、早期に隔離することが必要であると考える。感染者の早期発見には、PCR検査などのウイルス検査を幅広く実施することが必要であることから、以下、質問する。

一 感染症を収束させられていない現状を踏まえれば、感染の連鎖を十分に断ち切れていなかった、すなわちウイルス検査が不十分であったと考えざるを得ない。例えば、ある施設において感染者が確認され、当該感染者と濃密に接触していた者であっても当該感染者がマスク等を着用していた場合には「濃厚接触者に該当しない」とみなされて、行政検査を受けられないという事案が多発している。濃厚接触者の対象が狭すぎて、行政検査が不十分となっているのではないか、感染の連鎖を十分に断ち切るためには濃厚接触者の定義を幅広くとることによってウイルス検査を拡大するべきと考えるが、政府の見解如何。

二 今年に入ってからは感染力が強い変異株が主流になっており、感染症対策を強化する必要性が高まっている。厚生労働省は、国立感染症研究所感染症疫学センターが示す濃厚接触者の定義に準拠しているが、国立感染症研究所感染症疫学センターが示す濃厚接触者の定義の最終改定は令和三年一月八日であって、令和三年二月以降に感染拡大した変異株に対応したものとはなっていない。変異株の主流化に対応して、濃厚接触者の定義を広げる必要があると考えるが、政府の見解如何。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

御指摘の「行政検査」については、政府としては、「新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組」(令和二年八月二十八日新型コロナウイルス感染症対策本部決定)等により、都道府県(保健所を設置する市及び特別区を含む。以下同じ。)に対して、新型コロナウイルス感染症の感染者が多数発生している地域等において、感染拡大を防止する必要がある場合には、御指摘の「濃厚接触者」に限らず、関係者を幅広く検査するよう要請しているところである。

二について

御指摘の「濃厚接触者の定義」については、国立感染症研究所が作成した「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」(以下「要領」という。)において示しており、要領については、その時々の科学的知見を踏まえ、同研究所が随時見直しを行っているところである。政府としては、「新型コロナウイルス変異株流行国・地域に滞在歴がある入国者等の方々の健康フォローアップ及びSARS−CoV−二陽性と判定された方の情報及び検体送付の徹底について」(令和二年十二月二十三日付け厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務連絡)において、都道府県に対して、「懸念される変異株に感染した者または感染が疑われる者については、当該者からの感染拡大リスクを踏まえ、当該変異株に感染した者の濃厚接触者に加え、濃厚接触者以外の幅広い関係者への検査の実施に向け積極的な対応をお願い」しているところであるが、引き続き、同研究所を中心に、御指摘の「変異株」に関する情報も含め、国内外の様々な情報を収集して科学的知見の集積に努めるとともに、要領の見直しについても、こうして得られた科学的知見を踏まえ、必要に応じて検討していくこととしているところである。

衆議院の原文

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